Twitterを楽しむ10の方法 (my ver)

2009/6/1-1

何か今日はTwitterで異常にfollowerが増加していて「何が発生したんだろうか?」と気になって、Twitterで質問してみたらフォロワーの方に「隠フェミニスト記(仮): Twitterを楽しむ10の方法(初心者ver)」という記事で私のTwitterアカウントが紹介されているという情報を頂きました。

元ネタ記事は非常に面白かったです。 個人的にはTwitterを使った「自分マーケティング」という視点を強く持った時の方法論として有用な戦略だなぁと感じました。

個人的には色々納得できる内容だったのですが、一方で、このネタに関してTwitter上で井戸端会議をしていたら「チャットでもいい」とか「使い方を固め過ぎるのは良くない」という意見が結構出て来て、何か面白かったので文章にしてみようと思いました。

以下、私の個人的な視点で書いてみました。 一部項目は元記事に似せてあります。

1) Twitterは全てがアホである

個人的にはTwitterの全てが「アホ」で構成されています。 まず、私の周りでは大喜利的にアホで笑える事を言った人が賞賛されたりもします。

そもそも運営会社も一見するとアホです。 140文字という限られた分量しか投稿できなかったり、運営社にビジネスモデルがあるようには見えず何をしたいのか良くわからなかったりします。 サーバも良く落ちますし、システム全体が遅延することも良くあります。 システム全体が落ちている時に表示される画面はふざけた感じがしますし、全てがツンデレです。 恐らく、この阿呆さ加減がTwitter最大の魅力なんじゃないかと思います。

真面目なマーケティング担当者などが「これからはTwitterだ!」というかけ声や、「アメリカでは成人ネットユーザの11%がTwitterや類似のサービスを使っている!」という話を聞いてTwitterを始める事も最近は増えているのではないかと予想しています。

そのような方々が一番苦労するのは、「こんなアホで意味不明なものの何処が有用で凄いんだろうか?」という疑問を乗り越える所なのかも知れないと感じています。 個人的には「アホだからこそいい」と思っています。 何の説明にもなってないですね。。。

2) Twitterをチャットとして使っても良い

元ネタには以下のように書かれています。

ここ重要!
はっきりいいます。会話をする場所じゃありません。
あなたがそれを求めているなら、そういう場所にすることもできます。
でも、それは、twitterじゃなくてもできます。
たしかに会話になることもありますが、その場合は相手を指名します。「@ID」というカタチで。
しかも、その会話は不特定多数が見ている中でなされます。
この不特定多数がみているという状況が重要。
そして、その会話自体に情報が含まれていれば、それを見ていた人はその「情報」をとっていって広げます。

はっきりいいます。 私はTwitterで井戸端会議しています。 無駄なダベリしまくりです。

「自分マーケティング」が目的であれば、会話に有用な情報があった方が良いというのは賛成です。 ただし、個人的にはTwitter内は「アホさ」が美徳とされるコミュニティが存在していると感じています。 「楽しさ」という要素も重要ではないかなぁと思います。

楽しくなければ続かないっす。

@IDでの会話は見られているという話に関しては、その通りだと思います。 フォローしている人が@IDで知らない人と会話をしていて、その時に鋭い視点を持っている人を発見すると嬉しくなってフォローしたりはしますね。

3) フォロー数がある程度無いと面白くないと思う

何を求めるかにもよると思うのですが、仲間内でのチャット目的以外に使うのであれば、積極的にフォロー数を増やした方が良いというのは賛成です。 ある程度ワイワイした感じが発生して、いつの間にか知らない人とも会話をしているような状況を作るにはフォロー数を増やす必要がありそうです。

最初は誰をフォローしていいのか解らない、というのもあるだろうと思います。 そこは、どこかでTwitterをやっている誰かを発見するしかありません。

最初にフォローしようと思える数人を発見できれば、その後は簡単です。 自分がフォローした人がフォローしている人を見て行って、その人の発言を見て楽しそうならばフォローするという事を繰り返して行けば、すぐに100人ぐらいにはなりそうです。

4) 友人知人を誘ってもいいけど人間関係がネットに流出するので気をつけましょう

友人知人をTwitterに誘う事を反対はしませんが、個人情報に関しては気をつけましょう。 他人の所属やプライバシーを勝手に開陳してまわると、現実世界で誰かに迷惑をかけることもあります。

そもそも、誰と誰が知り合いであるか、などの情報を知られたくない人もいます。 Twitterのフォロー関係によって、それらが「流出」することになる場合もある事は忘れないようにしましょう。

さらに、匿名で活動しているつもりでも、自分のフォローしている人物を全員見られると所属が推測されやすくなる場合もあります。 例えば、全員が相互にフォローしあっている10人が居たとして、そのうちの一人の所属が特定されたとします。 その情報を元に、10人全てが同じ所属であるとの仮定されたうえで過去の発言を全部掘られると色々と情報がザクザク出て来る場合もあります。 同様に、クラスタの誰かが投稿した風景写真で住居地域が特定される可能性もあります。

ちょっと気にし過ぎかも知れませんが、オープンにしてもいい範囲は各自で自覚しながらコントロールした方が良いと感じています。

5) 良くわからない美女アイコンの英語をしゃべる人には注意

Twitterをやっていると、全く知らない英語アカウントからフォローされることがあります。 さらに、その英語アカウントのアイコンは素人っぽい外国人美女写真というパターンが多いです。

大抵の場合、それは単なるスパムアカウントです。 何かのURLを踏ませようとしているだけです。 場合によっては、ブラウザクラッシャーへと誘導されたり、ウィルス感染URLへと飛ばされたりという事もあるようなので気をつけましょう。

6) 情報をあげるよりも「絡む」事でフォローが増えて行く

人々が欲するような価値ある「情報」を常に排出し続けるのは非常に困難です。 Twitterは情報の流れが早いですし、書いても無視される情報がほとんどなので、有用な情報ばかりを流そうと努力をし続けていると疲れてしまうと思います。

どちらかというと、最初は誰かの発言に対して「自分の視点」を返信したり、「【急募】」と言いながら何かの情報を求めている人にアドバイスをするなどの活動をしていくと足がかりができて行くと思われます。

ただし、一定の距離感も必要なのでご注意下さい。 脈略も無く絡んだり、しつこかったり、どうでもいいことに細いだけだったり、無駄にやり取りが多過ぎたりすると、相手に嫌がれる場合もあります。

まあ、他人の発言から連想した何かを「鋭い視点」で発言するというのも「有用な情報」と言えばそうなので、元記事と結局言い方が違うだけで同じ事ですかね。。。

7) 自己紹介を充実させる

元記事には以下のように書かれています。

あなたが何者であるかの肩書きではなく、
何を考えているか、何の情報をもっているかの自己紹介を。
自分のブログとリンクさせる。
ブログがない人はべつにそのままでもよい。
でも、あったほうがいいなぁ。
何か情報があることのブログ。

「Twitter上で絡む人を増やしたい」という目的があるのであれば、これはその通りだと思います。 その人に対しての情報が多い方が「この人フォローしようかなぁ」という発想を発生させやすくすると思います。

でも、ここら辺はブログのアクセスアップと似たようなところでもあり、積み重ねや全体としての雰囲気作りなども関連してくるので、必ずしも自己紹介が無ければいけないというわけでも無いのだろうと思います。

そもそも、フォロワーを増やす事を望んでいるのかどうか等によっても、違いますし。 まあ、一概には言いにくいのでしょうね。

8) 誰かにバレてヤバい事はそもそもオンラインに放出するべからず

元記事には以下のように書かれています。

あなたが属している会社が自分にとって有用な情報を提供してくれる存在であれば別です。
何か面白いプロジェクトをやっているし、そのメンバー自身もすごく面白い情報網。
しかし、パート・アルバイト・派遣・契約社員・正社員で、会社でくそつまんない仕事をお金のためにやっているなら、そこには黙っておきましょう。

個人的には、「会社の人がアカウントを知っても問題が無い書き込みに徹しましょう」という感じです。 「自分の知り合いは見ていない」とか「自分は特定されていない」という安心感を持ちながら愚痴等を書いるけど実は同僚が見ていたという状況を想像すると背筋が寒くなります。 実際に、本人が気がつかずに上司に監視されていたという事例もあるのでご注意下さい。

あとは、例えば就職面接の内容を書き込んで、内定を棒に振ったりするような事も無いように気をつけましょう。 面接する相手毎に質問内容を変える事で簡単に誰が書いているかを特定可能ですし、そういった「割り出しテクニック」を使っている組織も多いです。

9) 「実況中継」を楽しんで頂けるようになろう!

元記事には以下のように書かれています。

つぶやきで、「ただいまー」「ごはんたべたー」「●●おいしかったー」とかやらないように。 そんなどうでもよい報告をつぶやくなら、実際に現実でつぶやきましょう。
「ただいま、●●を考えた。」「ごはんをたべて、●●をしった。」「●●という店の●●の料理の味付けがこういうふうに変わった。」とかが情報。
別にそういうことをやってもいいですが、それに反応する人はほとんどいません。皆無です。
本当にただのつぶやきに終わります。むなしいだけ。

これって、フォローしたりされたりしている方々との関係によるんですよね。 そのような発言をすることで、フォローしている方々が楽しんで頂けるような雰囲気を全体として構築できているのであれば、それは是非やるべきだと思います。

あとは、そういった発言の分量でしょうね。 それしか言っていないと確かに読む方はつまらないでしょうね。

でも、それを読む方が知りたいという状況が無いとは言えません。 例えば、テレビに出るようなアイドルだったら「ただいまー」とか「カツ丼うまー」でも立派なコンテンツだろうと思います。

ただ、元記事が想定している読者がTwitter初心者なので、元記事の言っている事は正しいと思います。

10) ついったーはあなたの寂しさを埋めるツールではない

Twitterは善くも悪くも「ゆるさ」がウリのシステムだと私は感じています。 そこで構築される人間関係に対しても「希薄さ」が感じられる場合もありそうです。 さらに、140文字という限られた文字数でのやり取りは誤解と曲解のオンパレードになりがちです。

特に、何かに悩んでいたり、疲れている時には余計に繋がりの「希薄さ」が重荷になる事もありそうです。 寂しさを埋めるためにTwitterを使い始めると、ズブズブと善からぬ方向に突き進んでしまうかも知れないのでご注意下さい。

最後に

大枠では元ネタの考え方に結構賛成です。 ただ、何となく個人的な視点も書いてみたくなったので書いてみました。 (nagano_haruさんありがとうございます!)

100人いれば100通りの側面があるのがTwitterなんだろうと思う今日この頃です。

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