SFP型のSDI入出力で4K映像をShowNetにIPマルチキャスト配信 - Interop ShowNet 2022
Interop ShowNetのMedia over IP企画で面白デバイスが使われていました。
4K映像をSDI(Serial Digital Interface)で受け取るSFPです。 スイッチに装着されたSFPから、先っぽがBNCコネクタなケーブルが伸びているのが、非常に不思議な感じです。
何気なく見ていると見落としてしまいますが、気がつくと「あれ?何でBNCコネクタがスイッチから生えているのだろう?」と思えます。
Media over IPのデモでは、SDIから受け取った映像をIPマルチキャストで送信してました。 SDIの4K映像をBNCコネクタで繋がれた映像機器から受け取り、それをIPマルチキャストで送信するSFPです。
このSFPは、ShowNetでいくつかの箇所で利用されており、ライブ配信の拠点になっていました。 4Kによるライブ配信を行うときに、ビデオカメラをSDI付きSFPに繋げることで、ビデオカメラを直接スイッチに繋いでそのままIPマルチキャストによる中継を行っていました。 中継を行う宛先がIPマルチキャストなので、SDIから信号が入ればそのままIPマルチキャストで送信するためのUDPパケットを出すというシンプルさが素敵です。
なお、今回のShowNetでは、IPマルチキャストを無条件でShowNet全体に流しているわけではなく、必要な場所までSRv6で持っていっているようでした。
SDI入力がついたSFPそのものは以前からあるようですが、今回のようにAd-hocなネット中継の拠点として活用するために、BNCコネクタがスイッチからぶら下がっている姿は、なかなか面白かったです。
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