ShowNet 2018の来場者用無線LAN
ShowNetでの無線LANサービス提供のチャレンジは年々進化してますが、ここ数年のShowNetでは、会場内での来場者向け無線LANの安定した提供ができるようになっています。(参考までに、2013年に書いた記事「ShowNetの「汚れた無線LAN、クリーンアップ大作戦」」)
今年の新しい試みとしては「5GHzベース、5Gbpsベース」があります。 802.11ac Wave2の新製品が色々出てきているので、それらを活用しています。 今回は、8割が802.11ac Wave2のアクセスポイントです。 802.11ac Wave2で新たに加えられた技術であるMU-MIMOによって、複数人に対して電波を同時に送られています。
さらに、国際会議棟の1F/2Fで、5GHz帯のチャンネルを束ねる試みも行われています。 通常の20MHz幅のチャンネルを4つ束ねて80MHz幅にしたチャンネルとしての運用が行われています。 このような運用を行うと、無線部分の帯域が1Gbpsを超えるので、有線によるイーサネットがボトルネックになってきます。 有線部分では、2.5/5Gbpsのマルチギガビットイーサネットをリンクアグリゲーションしたものが使われています。 一部のアクセスポイントは、ギガイーサネット2本をアクセスポイントに接続することで対応しています。
ここ数年の運用的な挑戦として、さまざまなベンダーの製品を組合わせつつ、アクセスポイントの数を最小限に留めつつも来場者に品質の良い無線LAN環境を提供できるよう改善を重ねてきたそうです。 その一例として、アクセスポイントの配置については事前に既存の電波状況を入念にサーベイし、会場の特性を最大限に活かして設計しているそうです。 そのうえで、可能な限りより多くの同時接続数に対応可能なアクセスポイントを高い位置に設置しています。
無線担当NOCの榎本さんと金子さん
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