ShowNet Self Walking Tour
ShowNet 2018では、IoT関連のデモとして、LTE網に接続されたQRコードリーダーにラズベリーパイによるスタンプラリー企画「ShowNet Self Walking Tour」が行われています。 毎年、ShowNetの解説を聞きながらまわるShowNetツアーが行われていますが、ShowNet Self Walking Tourは、場内9箇所をスタンプラリー的に自分でまわるというものです。 9箇所全部をまわると、最後に景品がもらえます。

図:スタンプラリー設置箇所





ShowNet Self Walking Tourの集計サーバは、ShowNetのNOCラックで稼働しています。 場内9箇所にあるラズベリーパイ端末は、LTE網を経由して集計サーバと通信しています。 9箇所のうち、3箇所は総務省で「高度化方式」と呼ばれているLTE方式を使った地域BWA(阪神ケーブルエンジニアリングと華為技術日本)、残りの6箇所はShowNetがMVNOを構築したLTE網(さくらインターネットとLTE-X)と接続しています。
スタンプラリー用のラズベリーパイ端末は、LTE網を通過し、MPLSベースのIPVPNを通過した上で、ShowNet内にあるShowNet Self Walking Tour集計サーバと繋がっています。 スタンプラリー用のラズベリーパイ端末と集計サーバは、プライベートIPアドレスで運用されたネットワークに接続された形になっています。
このように、一見、景品がもらえる一般的なスタンプラリーのようにも見えますが、その実態は、いかにもShowNetっぽい高度なIoT関連デモなのです。 IoTデモの担当ShowNet NOCメンバー(さくらインターネットの大久保さん)によると、「今回のデモンストレーションを通じて、異なるモバイルインフラを相互運用するハイブリッド型IoTネットワークの実現が可能であることを確認しました。今後、規模を問わない様々なモバイルキャリア間のオープンな接続を実現するべく取り組みを継続したいと思います。」とのことでした。
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