「センス」じゃない!誰でもできる俊敏な動作入門

2016/6/22-2

40歳になりましたが、最近、たまに趣味でフットサルをやるようになりました。私は、一度やりはじめると、色々と調べたくなる性格のようで、仕事からの現実逃避として体の動かし方を勉強したり、筋トレや動きのスキルを練習することが増えました。トレーニングを自分でやりはじめて1年ぐらいですが、20代のときよりも走れるようになったと思います。

色々と調べていると、いままでスポーツに関して多くの人々が「センス」とか「才能」という単語で済ませていたことが、実は後天的に身につけられる「技術」であることがわかりました。素早い動きをするための技術というものがあるのです。

日本国内では、まだ一部の専門家が教えているだけであるため、そこまで広まっていない情報だと思いますが、素早い動きをするためには、加速・減速・方向転換の技術が非常に大事です。それらの技術を実現するうえで、股関節の使い方が大きな鍵になります。逆にいうと、股関節がうまく使えて、加速・減速・方向転換のテクニックを体に覚えこませることができれば、「センスがある」とか「運動神経が良い」と言われるようになるのです。

で、先ほど、Facebookを見ていたら、先ほど、私が色々と教えてもらっている朝倉全紀さんが、減速と方向転換における股関節の使い方を紹介しているブログを紹介していました。

股関節の使い方で「ヒップヒンジ」が紹介されています。このヒップヒンジ(Hip Hinge)という単語ですが、Hipは腰で、Hingeは蝶番や関節という意味があります。ドアの蝶番のように腰を「くの字」に曲げながら活用するというものです。


スポーツ整体めんてなブログより

「スポーツ整体めんてな」のブログでは、減速と方向転換にフォーカスしてヒップヒンジを紹介していますが、ヒップヒンジはジャンプ、物を持ち上げる動作、押したり引いたりする動作などを効率的に行う際にも重要な技術です。スポーツをするだけではなく、階段を上ったり、荷物を持ち上げたり、自転車に乗ったり、歩いたり、走ったりという日常生活においても、股関節をうまく使えると体つきが変わってくるのがわかります。個人的な感想ですが、尻の筋肉と、腿裏のハムストリングをいままでの人生で全然活用できていなかったのを実感しながら日々の生活ができるようになりました。

一見簡単そうに思えるヒップヒンジですが、やってみると非常に難しいです。最初のうちは、背中を正しくまっすぐに維持するのが大変です。私が最初にやって背中がまっすぐにできなかった理由は、太ももの裏側にあるハムストリングが硬かったため、骨盤が引っ張られて前傾できず、骨盤が前傾できない状態で前かがみになろうとしていたので、代償動作として背中が曲がってしまっていました。ということで、ヒップヒンジを正しくやるために、ハムストリングの柔軟性を確保するためのストレッチをやりつつ、ハムストリングの強化を行うためのスクワットを一人で深夜にやってたりします(もうちょっと、まともな時間帯にやったほうが効果があるのはわかってますが、所詮は趣味の範囲なので。。。)。

さて、実際にヒップヒンジを行うことそのものの練習ですが、棒を使って背中をまっすぐに維持しながら股関節を使う練習がお勧めです。以前、ヒップヒンジに関連するYouTube動画漁りをしたときに、一番わかりやすいと思ったのが以下の動画です。

原稿などを書いているときに現実逃避でレジスタンストレーニングやストレッチや動きの練習をするようになったのは、スポーツやITに関連する活動をしているときに、朝倉全紀さんや勝原竜太さんと知り合ったことが大きいです。色々とお話をうかがっていると、学生時代に自分がなぜ運動がダメダメだったのかが良くわかりました。そして、色々と練習したり勉強しはじめると、楽しくなってきました。

後天的に動きの技術を身につけるための基礎として色々な本を読んでいますが、最近お二人が出された「ムーブメントスキルを高める これなら伝わる、動きづくりのトレーニング」という本がお勧めです。内容が多少マニアックなので、何度か読み直さないとと思いつつ、現時点での自分が何をわかってないのかを知ることができるのが楽しいです。

このブログをご覧の方々からすると、この文章を読んで、「何でその方向に進んでるの?」という感想を持たれるような気がしますが、まあ、最近の私の趣味ということで。。。

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