ブログ記事を選択して再配信する試みを開始しました

2010/10/1-2

最近、取材をしたり、構想や調査を含めると1ヶ月以上かかって書いている文章をブログで公開することがあります。

しかし、時間がかかればかかるほど、その記事の読者数は減るという現象に遭遇しています。 恐らく、時間をかけて書いた文章は内容がマニアックになったり、説明が込み入り過ぎて一般的にはつまらなくなっているのだろうと思います。

そもそも、文章が長くなり過ぎて読んでられないという事情もありそうです。 ブログ記事1つで1万字を越えている時があります。 この前、長い記事は複数ページに分けてどれぐらいの人が最後まで読んでくれているのかを調べてみましたが、2ページ目まで行く人が全体の6割ぐらいで、3ページ目が5割ぐらい、7ページある記事では最後まで読んで頂けている方が3割ぐらいでした。

長くてマニアックな記事を書くと、全体的に読者が減る傾向にありますが、一方で、それを好む方々には好評なようです。 たとえば、プロな方々に「もうちょっと早く読んでいれば社内報告書に使えたのに」と言って頂けると嬉しかったりします。 逆に言うと、マニアックな記事ほど、本当にその内容を読みたいと思っている人に全然届いてない場合も多いのではないかという感想もあります。

再配信構想

そこで、折角時間をかけて書いたものであれば、もうちょっと色々な方々に見て頂けるように、他の媒体でも記事を再配信してもらえないかと考えました。 そう思いついてから、いくつかのオンライン媒体に再配信のお願いをしました。

今回の試みが、ライターとしてオンライン媒体向けに記事を書くこととの最大の違いは、ブログとほぼ同時に掲載して頂く点です。 基本的にブログと同時公開をお願いする形での再配信なので、原稿料は頂かないという形になります。

これだけでは、ブログの自動的な再配信と同じなのですが、今回の取り組みでの違いは、再配信して頂く記事をこちらで選び、公開前に事前に見て頂いたうえで必要に応じて編集等を行って頂いてから再配信されるという点です。

実は、このブログは昨年から自動的に「Yahoo!ニュース/ブログ・意見」で再配信されていますが、そこで行われている方式は自動取得となっているので、全ての記事が自動的に投稿される形になっています。

Yahoo!ニュースの方式も、もちろん意義はありますが、ブログにどうでも良い内容の記事を書いても再配信されてしまうという課題があります。 たとえば、「我が家の熱帯魚が産卵した」という内容の記事も自動的に再配信されてしまいます。 また、「いいから殺せ、後はこっちでなんとかするから」といった一部に下ネタを含む記事も自動的に再配信されます。

今回は、こういった「全てを再配信」ではない方法を行いたいと考えました。

毎日.jp と gihyo.jp に記事を選択して再配信開始

今後、こちらで選択して再配信をお願いした記事が、gihyo.jpと毎日.jpにて再配信されています。

それぞれのサイトに、私のコーナーを設置して頂けました。 突然の再配信の提案を行ったにも関わらず、快く応じて頂き大変感謝しております。

以下が、今回、作って頂いた「Geekなぺーじ」コーナーです。

先ほど公開した「IDCフロンティアにみる和製クラウドの未来」という取材記事が再配信の第一号です。

今後も、自分である程度の品質を達成出来たと思える記事の再配信を個別にお願いしていく形になると思います。

最初の記事は、ある程度の長さがある取材記事ですが、再配信を行う際は、あまりに長くなりがちな記事よりも、もうちょっとライトで読みやすい記事も恐らく求められると予想されます。 これに関しては、色々と書きながら試行錯誤したいと思います。

最後に

今回行いたかったのは、手動で再配信しても良いだけのクオリティを達成出来たと自分で思える記事だけを選んで再配信をお願いするという方法です。 この方式で、今後色々とやってみたいと思います。

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