編集でブログ記事が生まれ変わった

2009/6/8-2

先日、Interop Tokyo 2009のインタビュー記事を6つ書きました(参考:Interop Tokyo 2009特集)。 その6つの記事をASCII.jpの方に見て頂き「どれか記事として採用できませんか?」とお願いしたところ、現在までに2つ採用して頂けました。 しかし、それぞれの記事は大幅に書き直す必要がありました。 元記事は技術用語が列挙しているだけで流れがなく、ある程度は特定のテーマに編集者が誘導する必要な場合もある、というのが理由です。

元記事と実際に公開されたASCII.jpの記事を比較して頂ければ、違いは一目瞭然だと思います。 同じ人物が書いた記事でも、編集によってここまでブログ記事は変わる物だなぁと思いました。 やっぱりプロの編集の方の意見は凄いなぁと思いました。

今までも雑誌記事を書いた時に同様の事を感じていたのですが、今回初めてオンライン媒体で記事を書かせて頂く機会を得たことによって、元記事と構成後の記事のオンラインでの比較が可能になったので、ブログ記事と第三者による編集に関しての記事を書いてみました。




元記事の方が「インタビュー対象の顔が見える」とか、「詳しくて良い」というような指摘を一部の方から頂きましたが、「記事」や「文章」としてはASCII.jp記事のような書き方が良いのだと思います。 私のネットワークに関するブログ記事の書き方は、どちらかというと多少マニアックな人が好む書き方になっているのかも知れません。

そのような意味で、ブログの記事とASCII.jpでの記事は全く別物になっています。

ブログ記事を再利用した雑誌/オンラインメディア記事

ここ1年ぐらいでわかった事なのですが、ブログで公開した記事を書き直して、雑誌やオンラインメディアへ投稿して原稿料を頂くというのが徐々に普通の流れになってきていると感じています。 最初は「一度公開した記事と同じ内容は扱ってくれないだろうなぁ」という考えがありましたが、編集者の存在によってこれだけ記事が違う物になるのであれば、確かにブログで公開した記事を再構成しても成り立ちます。 また、そもそもブログと一般メディアでは見ている人が違います。

これから「ブロガー」という職業を目指そうとしている奇特な人が万が一いるのであれば、このような手法が参考になれば幸いです。 まあ、「ブロガー」というものを職業にするのは日本ではまだ難しい事が多いとは思いますが。 それに関しては、また機会があればということで。。。

ネット編集長

ブログから「面白い記事」を発掘し、オンライン媒体へと売り込むなどの仲介作業を専業とするような組織があれば面白いかなぁと思うことがあります。 例えば、AMNだけを見ても毎日結構な数の記事がパートナーブロガーによって書かれています。 しかし、ほとんどの記事は一度オンラインに掲載された直後に「消費」され、その後は検索エンジンの肥やしになるという流れが多いと感じています(他の方の記事よって参照されるなどもあります)。

無数のブログ記事から面白そうなものを拾い集めて、記事がフィットしそうな既存メディアへと記事を紹介したり、執筆を仲介する作業を専業でやる組織があれば、ブロガーも既存メディアも重宝するような気がしています。 既存メディアはネタを探す手間を省け、ブロガーは過去に書いたどの記事がどのメディアにフィットしているかを考えずに済みます。

また、例えば「○○特集」というような企画を既存メディア側が考えているというような情報は記事執筆者が決定するまで公開されないことが事が多いので、ブロガー側にはどうしようもありません。 適度に「間に入る」ような組織があれば、もっと様々な人々が既存メディアで記事を書けるようになるのかも知れません。

集める部分だけなら個人ニュースサイトに近いかも

面白い記事を集めるという意味では、個人ニュースサイトに近いと思われます。 個人ニュースサイトが、既存メディアに「この記事は面白いですよ」と仲介して、採用されたら既存メディアから仲介料を受け取るという形ですかね。

もしくは、個人ニュースサイト運営者を組織化して、オンラインブログ記事発掘組織を営利化するという形もあり得るのかも知れません。

最後に

最近、各所で出版社や新聞社の衰退が伝えられています。 このまま新聞社や出版社の衰退が進行すると、いずれは特定の会社にbindされた正社員の記者という存在が減るかも知れないと感じています。 そうなったときには、恐らく「ネットから発掘する」という発想に話が進み、いずれはこんな感じのビジネスが登場するのではないかと予想してみた今日この頃です。

でも、それってコンテンツの低価格化という流れになりそうなんですよね。 最終的には微妙に後ろ向きで申し訳ないです。。。

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