Twitterの海を彷徨ってみた

2009/9/16-1

今までは自分自身がフォローしている相手からのタイムラインを主に見ていました。 様々な考えや、様々な「今」が流れ込んで来る感じです。 ゲリラ豪雨が近づいてくるのがわかりますし、遠方での地震発生もわかります。 面白そうな記事に関してのURLが流れてきますし、楽しそうな映画の情報も流れてきます。

でも、あるとき、ふと「自分が見ているのは氷山の上にある塵一つぐらいじゃないか?」と思って、ランダムにTwitter上を彷徨ってみました。 favotterなどで「面白い発言」をしている人を見るのも良いのですが、そうではなく、フォローや被フォローが両方とも10とか20ぐらいのユーザも含めて色々見てみました。

彷徨うための入り口

twitter検索も良いのですが、単語によってはヒットがゼロになることがあるので、twitter検索とgoogle検索を両方使っていました。 例えば、どこかの地名を含めたGoogle検索などが入り口としてありそうです。「地名 site:twitter.com」とやってみます。 地名ではなく、興味がある単語でも良いです。

そこで適当に面白みが無い発言を発見して、その人のタイムラインから会話相手に飛びます。 さらに次へ次へと各ユーザのアカウントURLへと行きます。 10回も飛べば迷子になれます。 そして、何も考えずに過去の発言を見て行きます。

さらに、注目しているユーザ名をキーワードにしてtwitter検索を行うと、そのユーザが行っている会話が列挙されます。

未知の大海

自分のTimeLineから離れたTwitterには、自分の知らない世界が広がっていました。 まず、「普通の生活」が色々と出ていました。

起きた、帰った、寝る、食べたなどが多いのですが、見ていて特に目につくのが軽い愚痴などです。 「今の仕事は意味が無い」「合コンにネットで知り合った知らない人を連れて来るな」「終電逃してタクシー」「本名ばらされた」「社内で不倫している人が居る」などもありました。

後は、酔っぱらって書いていると思われる書き込みも色々ありました。 iPhoneなどから書き込めてしまうと、そこら辺が危ないですよね。。。

エキセントリックな発言に注目しながら会話を辿ったり、ユーザを辿って行くと、恐ろしく濃度が高いクラスタに入り込む事もあります。 特定の事柄に強い興味を持つ人々が自然とクラスタを構成しているように思えるのですが、2chの板などよりも、さらに強い結びつきがあるような濃度の濃い会話をしているように見えます。 これは、ある意味mixiの濃いコミュニティに似ているのかも知れません。

今は平均年齢高いけど。。。

色々と彷徨っていると、楽しさと同時に怖さも感じました。 今はまだユーザの大半がネットリテラシがあって、人生経験もそれなりにある30代以上なので良いのですが、未成年や学生などの若者が入って来ると無防備過ぎる人も出るのだろうなぁという感じです。 まあ、ここら辺は結構前から言われていますが、自分でランダムに彷徨ってみると、その怖さを実感できます(厳密には全然「ランダム」ではありませんが)。

まあ、こういう恐ろしくオープンな側面があるので、普通の未成年が少ないのかも知れませんが。。。

最後に

様々な書き込みを見ていると、自分が見えているのが「自分の視線」であるという点に気づかされます。 街を普通に歩いていると、自分の視線で物事が見えます。 でも、すれ違う相手は、その人の視線でモノを見ている筈です。

自分じゃない他人の視線と感情を仮想体験するというか、「他人の気持ちになって考える」という感じですかね。

一方で、自分が全く把握出来ない所で勝手に見られていて、アクセスログも解析できないので「どれだけの人に見られているか」というのが全く把握出来ないのは怖い事と言えば怖いことですよね。 目隠しをして高層ビルの間の綱渡りをしている可能性もありますよね。 自分に対するフォロワーが数人であったとしても、公開設定で発言している限りは全ての発言がpublic_timelineに流れているわけですし。

Twitterって極度に楽しい反面、その楽しさが同時に怖さにも繋がっているんですよね。 楽しく使うか、恐怖体験をするかはその人と、偶然発生するイベントに遭遇してしまうかどうかなどの「運」もあると思います。

SAFE TWITTERを各自が気をつけながら使う必要があるなぁと再認識した今日この頃です。 Twitterの何がいけないって、面白過ぎて中毒性があるところなんですよね。。。

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