この不況が終わったら凄いものが登場するかも

2009/5/25-1

何となく、漠然とそう思いました。 不況で暗い話ばかり書いてもアレなので、暗い中でも副作用としてプラスっぽい話を書いてみようかと考えてみました。

最近の不況で「会社から何もするなと言われてしまっている」という話をいくつか耳にしました。 「利益が出ていない物は中止」「新規事業を開始するのは駄目」「週休4日」「ゴールデンウィークは16連休」などの話もあるようです。

で、余った時間を好きなように使ったり、今までキャッチアップ出来ていなかった技術のキャッチアップに使い始めている人もいるように感じています。 例えば、これまでは会議などで恐ろしく忙しかった人が、今まで全くやっていなかったネットウォッチを初めたという事例もありそうです。 今までは会社で缶詰になりながら市場調査をして「ユーザのユースケース」を一生懸命考えていた企画職の人が、期限内に企画を考える事から一時的に解放されて、「自分の楽しみ」に没頭する時間を持てるという事もありそうです。 こういう、つらい時期に「毒を食らわば皿まで」状態でとことんまで突き詰めるタイプの方々というのも存在するんだなぁと最近思うようになりました。

何か、そういうタイプの方々が、特定のプロトコルとか、特定のコンソーシアムとか、特定の部署とか、特定の社内フレームワークとか、開発工数とか、実装期限とかを全て忘れて「自分が欲しい製品やサービスとは何か?」をゼロリセットでゆっくり考え始めるキッカケになってないだろうかと思います。 今まで、そういう視点が少なかった方々が全然違うジャンルの事に興味を持ち始めたり、遊び始めたりがあるような気がするんですよね。 まあ、ネットやWebがお金がかからずに出来る「何か」だからという点もありそうですが。。。

もちろん、不況を乗り切る体力がなければこんなことは出来ないのですが、逆に言うと現状で色々と時間的に試せなかった事にチャレンジする人は、不況後に予算がつくようになった時に凄いアイデアを実現させるのではないかと漠然と思った今日この頃です。

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