直接教えてくれたのは先輩だった

2011/9/3-1

学ぶ力(内田樹の研究室)」と、それに対する小飼弾さんの反論「師は詐欺師の師」が一部ネット界隈で話題です。

両意見に部分的に賛同するところがあるのですが、私のスタンスは多少異なっています。 以前、以下のような記事を書いたのですが、どちらかというと「気持ちよく情報を伝えてもらえるようにするためのテクニック」という感じです。

私は、その時々に応じて興味の対象が変わったりしているので、ずっと同じ方に何かを教えて頂くというような感じではなく、必要に応じてその時々の詳しい方々に教えて頂くというの多かったです。 たとえば、中学のときと、高校のときと、大学のときで、全く方向性が異なります。

しかも、先生から直接教えて頂くというよりも、先輩に教わる時間の方が長かった印象があります。 それは、学術的な方面だけではなく、剣道の部活などでもそうでした。 先生(部活等の先生を含めて)というのは、その場でのある意味絶対的な存在であり、教えて頂く時間を自分一人のために割いて頂く状況というのが凄く少ない印象もあります。 結果として、先生というのは「場」を構築する絶対的な存在であり、「教える」という部分だけに着目した場合には「先輩」からというのが多かったです。

大学を卒業し、会社に入り、その後フリーになった後は、どちらかというと小飼弾さんのスタンスに近くなりました。 一人で色々と調べていて、所々で色々な方々に教えて頂くことはあるものの、特定の「師」に何かを教えて頂けるという幸せな状況は、今はありません。

「師」と呼べる誰かについていける状況を作れるという幸せを味わえる時期は、恐らく学生である間の短い期間なので、それが出来る間はそれを大事にした方が良いのだろうけど、そのありがたさを実感出来るのは、それが無くなってからしばらくしてからなんだろうなぁと思う今日この頃です。

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