Google運営の100万ブログがブロックされる@アルゼンチン
スラド本家にアルゼンチンでのブロッキング事例が紹介されていました。 アルゼンチンの裁判所が「leakymails.com」と「leakymails.blogspot.com」をブロックすることをISPに命じたところ、ISPがDNSでのブロッキングを行わずに「216.239.32.2」というIPv4アドレスでのブロッキングを実施しました。
「leakymails.blogspot.com」は、Googleが提供するBloggerを利用したものでしたが、今回ブロックされた「216.239.32.2」というIPv4アドレスでは、100万個以上のブログが運用されていたようです。
このオーバーブロッキングの事例は中々強烈ですね。 とはいえ、ISPの運用者だったらIPv4アドレスでブロックすればこういった状態になることは予見できると思うので、DNSブロッキングをする設備が整わない状態でブロッキングの命令だけが裁判所から来て仕方なくIPv4アドレスでブロッキングとかだったりするのかも知れないと思わなくもないです。
IPv4アドレスは枯渇したこともあり、今後は単一のIPv4アドレスで色々なものを運用するのが増えて行くだろうと思われるので、こういった事件は増えて行くのかも知れません。
最近のエントリ
- ShowNet 2025のルーティングをざっくり紹介
- RoCEとUltra Ethernetの検証:ShowNet 2025
- ソフトルータ推進委員会のスタンプラリー
- 800G関連の楽しい雑談@Interop Tokyo 2025
- VXLAN Group Based Policyを利用したマネージメントセグメント
- ShowNet伝送2025
過去記事