IPv4アドレス残り実質約2.3%
IPv4アドレスの残りが実質約2.3%になりました(残り11個、約4.3%。最後の5個は自動割り当てなので実質6個で約2.3%)。 今回割り振られたのは105.0.0.0/8で、割り振りを受けたのはAfriNIC(アフリカ地域)です。
先月時点では、次に割り振られるのがARIN(北米、カナダ、及びカリブと北大西洋地域)だと思ってましたが(参考「IPv4アドレス残り実質約2.7%」)、ここでAfriNICへの割り振りが発生したのは予想外でした。
AfriNICへの割り振りは、最後の5個が自動的に行われるだけで、ギリギリ行われないかも知れないと思ってました。 IPv4アドレス枯渇予測で最も参照されているのがpotaroo予測ですが、そのpotaroo予測でも、最後の最後までAfriNICには割り振りが行われないと予測していました。
参考までに、今朝時点でのpotarooのIPv4アドレス枯渇予測Figure 30です。

AfriNICが最後に駆け込みで取りに来た感じですかね?
先月にINTEROPが/8のIPv4アドレスブロックを返却してARINのプールが増えたり、今回AfriNICがIPv4アドレスブロックを取得したりと、色々動きが活発になってきている感じがします。
過去に書いたIPv4アドレス枯渇/IPv6関連記事
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