IPアドレス最後の日 by Cisco
IPv4アドレス枯渇を題材としたお笑いビデオがCiscoのサイトで公開されていました。
「A Cisco Report From The Future」
最初に渋い男性によるシリアス風なナレーションが入ります。 IPアドレスがなくなっていくと解説しています。

ある会社での休憩室で、「ねえ、ハワード、君って技術屋だったよね?」といって雑誌を渡す同僚。

「IPアドレスがなくなった」の記事。

ぶーーーーー。

「IPアドレスがないんだよ!」

「あれ?何もかも繋がらない?どうやって仕事すればいいの?」

「こういうときこそチームワークだ」という会議を行うものの、社員は「IPアドレスの共有なんてしないよ」と否定的。

IPアドレス富豪が登場して、他の社員からの貢ぎ物に対して5分とか20分とかIPアドレスをレンタルする。

社内でIPアドレスの奪い合いが横行するなか、最後のIPアドレスを握る人物がブレア・ウィッチ・プロジェクト風に自らを撮影。

そして、画面が乱れる。

IPv6のある未来と、IPv6のない未来
その後、「You're now the CTO and can decide the future of the company」とともに、「Take Advantage of IPv6」と「Ignore the Opportunities of IPv6」というボタンが登場します。 IPv6を導入する未来と、IPv6を導入しない未来を選べというわけです。

IPv6が無い方法を選ぶと、技術部門の人が紙に書いたメールを運んだり、データが入った物理デバイスを手で運んでいます。 一部微妙にバイオレンスも含まれます。

IPv6を導入する側と導入しない側のどちらに進んでも最終的には「もっと知るには」というURLが表示されます。 ということで、CiscoによるビデオはIPv6の宣伝のようです。
最後に
実際にはIPv4アドレスが枯渇しても既存の機器がいきなり通信できなくなるわけではないので、激しい誤解を与えかねないビデオではありますが、まあ、面白かったです。
というか、そもそも社内用にグローバルIPアドレス使う必要があるのかと小一時間問いつめたいのは、ぐっとこらえましょう。
最近のエントリ
- ソフトルータ推進委員会のスタンプラリー
- 800G関連の楽しい雑談@Interop Tokyo 2025
- VXLAN Group Based Policyを利用したマネージメントセグメント
- ShowNet伝送2025
- 生成AIによるネットワーク構築・運用支援実験 : ShowNet 2025
- go.jpサブドメインが不正利用可能な状態だった件について
過去記事