インパク2010

2009/2/16-2

日経産業新聞連載コラム「深読み・先読み」: 第12回 <ネットで博覧会を> 魅了するウェブ技術を期待」という記事がありました。

2001年に100億円以上の税金を投入して開催された「インターネット博覧会」(通称インパク)を「失敗」と評価しつつ、「今、同様のコンセプトでやったら面白いのではないか?」という提案でした。

この記事を拝見して、私も「それは面白い」と思いました。 「税金を投入するのか?」とか、「国がやるのか?」とか、「誰が主体になるの?」とかは別として、純粋に「このようなコンセプトのオンライン博覧会的イベントがあったら凄い物が出てきそう」という視点です。

元記事には以下のように2001年のインパクを評価しています。

大阪万博のコンセプトをネット空間でも再現しようと、政府の肝いりで2001年に実施された「インターネット博覧会」(通称インパク)をご記憶だろうか。100億円以上の税金を投じ、テレビCMに森喜朗首相を担ぎ出す大イベントだったが、総括もされないまま終わってしまった。ブロードバンドの普及に貢献したという政府の公式見解とは違って、失敗したというのが大方の評価だ。ブロードバンドが普及していない当時は、フラッシュや動画を使ったパビリオンが実際にはストレスを生むだけだったという事情もある。企画する側も参加する側もインターネットの本質を楽しめず、博覧会という形でまとめるには早すぎたということだろう。

そして、最終的に以下のような文で記事をまとめています。

70年に私は大阪には行けなくて残念な思いをしたが、インパクならどこからでも訪問することができる。「ネットはこんなに危険だ」ではなく、「ネットはこんなにすごくて面白いのだ」、という体験をひとりでも多くの少年少女に経験してもらいたい。

確かに、最近はWebプロモーションが10年前とは様変わりしていると思います。 ユニクロ時計をはじめとする「Web上での非常に面白い試み」が大手企業のプロモーションとして成立するようになっています。 友人が企画していた「高橋酒造のしりとり : (参考 : 「リアルタイムしりとり」という広告)」も結構感動しました。 テレビCMに投入されていた企業予算が「Web上の面白いもの」を作れるところに流れているような気が最近しています。

現状では、各種広告賞やWebデザイン系の雑誌などが「Web博覧会」状態になっているのだろうと思います。 もう少し、一般向けで、さらに大規模でテレビなどのニュースなどにも登場するような「オンライン博覧会」が開催されると、何かの起爆剤になるのかも知れないと感じました。

前回のインパクの評判もあり、実際の実現方法などの詳細を議論し始めると、色々と大変な気もします。 ただ、「今なら色々違うんだろうなぁ」と感じる事が出来た記事でした。

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