学問として認められているかどうか

2008/8/21-1

「学問として認められていなくても、その道を極めて行く道は学問だ」という話を知人としていました。

色々と話したのですが、途中で出てきた話で「でも、学問として認められていない道を学問として極めるのは難しい」というものがありました。 何故かというと、それを学問として専念する収入を得る手段が難しくなるからです。

学問として認められている分野を追求するには、学術機関に所属するという方法があります。 例えば、教員になって給料をもらいながら学問を追及することができます。

その時の、アウトプットとして求められるのは、例えば公の学会で発表を行ったり、論文を執筆したりすることです。 (授業として教えるなどもあり得ます。)

しかし、学問として形成されていない分野の場合、「学会」がありません。 そうすると、自分の書いた論文を査読してくれる機関がなく、成果を出すためのハードルが非常に高くなります。 成果を判断してくれる第三者機関がなければ、評価が非常に難しくなります。

そして、結果として「学問として認められていない分野を学問として極めるのは難しい」という話に行き着いてしまいます。 (やるなら本を書いたり、作家になったり、分野によってはショップを運営したりですかね。)

学会などが立ち上がっていない分野を作って行っている人って凄いなぁ、と尊敬してやまない今日この頃です。

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