仮想化度合いが上昇していく

2008/4/3-1

知人に聞いた話です。 幼稚園生の子供と一緒に車に乗っていて高速道路の話になったそうです。

子「高速道路って何?」
親「早く走れる所だよ」
子「どうして早く走れるの?」
親「歩いている人がいなくて車だけしかいないからだよ」
子「どこからが高速道路?」
親「人が歩いていないところが高速道路だよ」
子「いつ高速道路に乗るの?」
親「もうちょっとだよ」
ETC通過
親「高速道路は入ったよ」
子「ええええ、わからなかったぁ〜(ムス!)」

ETCを通過するときに音がなったそうですが、それを元々知らない子供にとっては何のことだかわからないようです。 昔であれば、料金所で一度停止して券を受け取ったり、料金を払ったりしたのでわかりやすかったのだと思います。

そう考えると、最近は色々なものが仮想化されていて理解に対する難易度が高くなっているのかも知れません。 例えば、切符を買って改札で切符の端に切り込みを入れてもらったりしていれば、「お金を払っている」という感覚がわかると思うのですが、Suicaでかざすだけでは子供には「払っている」という感覚がわかりにくいのではないかと思います。

インターネットにしても同様で、Webでカタカタ入力したら物が届く事ばかりを繰り返すと、お金が物理的なものではなく数字だけに見えてきそうです。 クレジットカードを使っているだけなので昔とさほど変わらないという考え方もありますが、お店でクレジットカードを出すのよりもさらに仮想化レベルが上昇している気がします。

子供の頃からそのような「仮想化」に慣れ親しんでいる世代が大人になったときの「物」などに関する感覚は結構違いそうな気がします。 まあ、上の世代から見れば私の世代も「違うなぁ」という感じだとは思いますし、そもそも貨幣である時点で「仮想化」ではあるので、突き詰めていけばそんな大きな話ではないような気もするのです。

ETCと子供の話を聞いて「いつの時代も技術の発展って抽象化レベル(もしくは仮想化レベル)が上昇することなのかもなぁ」とボンヤリ考えてしまいました。

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