可搬型ドラム光ファイバ@Interop Tokyo 2019

   このエントリをはてなブックマークに登録    2019/6/13-1

Interop Tokyo 2019 ShowNetにて、ドラムに巻かれた強いファイバが展示されていました。 NECによる「ポータブルPAC ケーブル&可搬ドラム」と、日鉄溶接工業株式会社による「金属管光ファイバケーブル PICODRUM」です。 電源ドラムと同じようなドラムに光ファイバが巻きついており、イベント会場や屋外などで一時的な光ファイバ敷設を行いやすい製品です。


電源ドラムと同じように扱うことが可能で、踏んでも曲げても壊れないことを示すために、ShowNet展示では「曲げてください!」「踏んでください!」という体験コーナーがあります。 ShowNetブースで展示されているビデオでは、フォークリフトで光ファイバを踏んでも映像伝送が問題なく続けられていることが紹介されています。 また、防水加工されたコネクタ部分(NECはIEC規格IP68対応/防塵、防水)を水につけた状態でも通信が維持できています。





これらのケーブルの用途としては、屋外イベント、仮設工事、既存回線断線時の一時的な復旧、災害などの現場での利用などが考えられます。 複数のドラムケーブルを接続することで、さらに延長することもできます。

ベースとなる技術の違い

NECの「ポータブルPAC ケーブル&可搬ドラム」と、日鉄溶接工業株式会社による「金属管光ファイバケーブル PICODRUM」は、両方とも引っ張り強度や耐側圧性が高く、耐水性や防塵性があるケーブルです。 両方とも実現している機能の方向性は似ていますが、その設計思想が大きく異なるのが面白いと思いました。

日鉄溶接工業株式会社による「金属管光ファイバケーブル PICODRUM」は、溶接技術から派生しています。 光ファイバの周りをシャワーホースと同じ構造の金属管で覆うことによって保護しています。

NECの「ポータブルPAC ケーブル&可搬ドラム」は光海底ケーブルの技術ノウハウから作られています。 ゼリーコンパウンドによって内部の移動が防がれており、外径4mmの中にステンレスの細線による外装をほどこしてあります。 両方を持ってみましたが、NECの「ポータブルPAC ケーブル&可搬ドラム」の方が軽いという特徴もありました(「ポータブルPAC ケーブル&可搬ドラム」は、Best of Show Awardガジェット部門で審査員特別賞を受賞していました)。

311の震災後、臨時の仮設ケーブルを屋外などで使うような要望が強まりました。 このようなケーブルが求められることも増えているようです。

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