IPv6アドレスのテキスト表記の解説動画を作りました

IPv6アドレスのテキスト表記のルールは、2つのRFCに記載されています。 IPv6アドレス体系を規定したRFC 4291に記載されたルールと、主に人間が読みやすいようにするための、IPv6アドレスの省略表記における推奨事項を規定したRFC 5952に記載されたルールです。

RFC 4291とRFC 5952に記載されているIPv6アドレスのテキスト表記ルールの解説動画を作りました。 IPv6そのものの勉強や、ネットワークスペシャリストの勉強などに活用していただければ幸いです。

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IPv6アドレスのテキスト表記に名前がついてない

IPv4アドレスのテキスト表記には、「ドット付き十進表記(dotted decimal notation)」という名前があります。 しかし、IPv6アドレスのテキスト表記には、明確な名前が存在してなさそうです。

これまで、その点について特に疑問に持ったことがなかったのですが、つい最近になって、あれ?と思って調べました。 少なくとも、IPv6基本仕様を規定したRFC 8200、IPv6アドレス体系の基本仕様であるRFC 4291、推奨されるIPv6アドレスのテキスト表記に関するRFC 5952には、IPv6アドレス表記そのものの名前を示した表現は記載されていません。 十六進表記であったり、コロン区切りであったりという説明の他に、単に「IPv6 Address Text Representation」とあるぐらいなのです。

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RFC 8501 : Reverse DNS in IPv6 for Internet Service Providers

IPv4では、すべてのIPv4アドレスに対する逆引きとしてIN-ADDR.ARPAによるPTRレコードをDNSサーバに登録するといった運用が一般的に行われてきました。 しかし、各ネットワークセグメントごとに/64を割り当てるIPv6では、同様の運用を行うことは非現実的です。 ISP(Internet Service Provider)がIPv6での逆引きを扱う際のアプローチなどをまとめたInformationalなRFCとして、RFC 8501が2018年11月に発行されています。

この文章は、RFC 8501に記載されている内容を要約しています。 詳しくは、原文をご覧ください。

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ストロングマントレーニングを体験

ストロングマンコンテスト日本一の中嶋健詞さんによるトレーニングセッションを受けて来ました。 中嶋さんは、「ストロングマン」という競技の日本チャンピオンです(2017年と2018年に優勝)。 ストロングマンという競技は、岩、バーベル、トラック、巨大なタイヤなどを持ち上げたり運ぶ回数、時間、最大重量を競い合うスポーツです。


中嶋さんの肩書きは「ストロングマン/ストレングスコーチ」です。 最近の主な成績として、以下のようなものが挙げられるとのことでした。

  • ストロングマンチャレンジ2017大阪 モンスタークラス優勝
  • yokota air bace strongman challenge 2018 優勝
  • static monster worldwide japan qualify open class 1位

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ウツボは美味しい

ここ2年ぐらい、たまに釣りに行くのですが、最近はウツボを釣って食べることにハマっています。 非常に筋肉質で、触った感じが人間の上腕二頭筋みたいな硬さがあります。歯が鋭く顎の力が強いため、ウツボは危険です。 釣り上げると仕掛けなどの蛇のように巻きついて抵抗することもあります。


ウツボの潮汁

釣り上げた後に体表からヌメヌメの臭い体液を分泌します。うまく処理しないと磯臭さが残ってしまったり、太く鋭い凶悪な小骨が他の魚とは異なるイレギュラーな位置に多数存在していたり、生の状態では皮が切断しにくいなど、調理の難易度が高い魚と言えます。

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プロフェッショナルIPv6 第2刷

おかげさまで、プロフェッショナルIPv6の初版(紙版)が全て売り切れ、重版で第2刷になりました。

クラウドファンディングを行う際に、初版はあくまで通過点であり、その後も内容を更新することを目指すと公表していました。 今回、初版に含まれるいくつかの間違いや、説明がわかりにくいとのご指摘をいただいた部分の補強などの他、以下の新しいコンテンツも追加しています。

  • IAB Statement on IPv6に関するコラムを追加
  • TURN概要
  • DHCPv6 Sheildの紹介
  • RFC 6874 : IPv6 Zone IDs in URIsの紹介

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ソフトバンク大規模通信障害の原因

2018年12月6日、ソフトバンクのネットワークにおいて、4時間25分にわたり約3060万回線の利用者に影響を及ぼす通信障害が発生しました。 ソフトバンクおよびワイモバイルの4G(LTE)携帯電話サービス、「おうちのでんわ」、Softbank Air、3Gサービスなどが影響を受けました。

この障害は、EricssonのMME内部にハードコーディングされた証明書が期限切れになったため、SGSN-MME(Serving GPRS Support Nodex - Mobility Management Entity)が再起動を繰り返してしまったのが原因です。 ただ、証明書が期限切れになることで、なぜ大規模な通信障害に繋がってしまうのかが良くわかりませんでした。 どのような設計をしたら、証明書が期限切れになったことで通信機器が再起動を繰り返すような状況になるのか、昨年段階では、いまいち理解できなかったのです。

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[書評]「DNSがよくわかる教科書」は、すごくイイ!

Webエンジニアやネットワークエンジニアなど、インターネットに関わるIT系エンジニアは「DNSがよくわかる教科書」を読むことをお勧めします。 「DNSがよくわかる教科書」は、JPRSの方々が執筆しています(献本ありがとうございました)。

森下さんによると、この本は約1年半前から書き始めているようですが、DNSと日々向き合っているエンジニアの方々(DNSに人生をかけている人も)が時間をかけて書いた本だけあって、「わかりやすい」という方向性でありながら、かなりガチな内容です。

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DHCPv6の基本仕様が改定 - RFC 8415

5年間の議論の経て、DHCPv6の基本仕様を改定するRFC 8415が発行されました。 RFC 8415は、154ページあります。 RFC 8415によって、7つのRFC(3315, 3633, 3736, 4242, 7083, 7283, 7550)が上書き廃止されます。

RFC 8415では、これまでは別々のRFCとして定義されていた、DHCPv6基本仕様(RFC 3315,2003年)、DHCPv6-PD(RFC 3363,2003年)、ステートレスDHCPv6(RFC 3736, 2004年)がひとつのRFCとしてまとめられています。

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3.0.0.0/8がAmazonに

3.0.0.0/8がAmazonに割り当てされたIPv4アドレスに変わっています(via Hacker News)。 表面的に見えているのは、IPv4アドレスの移転ですが、恐らく、IPv4アドレス売買によってAmazonへと登録が移転されたものだと思われます。 このIPv4アドレス移転により、AmazonはIPv4アドレス空間全体の1/256を新たに使えるようになります。

3.0.0.0/8は、以前は、GE(General Electric Company)に割り当てられていました。 しかし、最近1年ほどで4回に分けてAmazonへと3.0.0.0/8が移転されています。

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URIに含まれるIPv6ゾーンID - RFC 6874

fe80::/64というリンクローカルIPv6アドレス(リンクローカルユニキャストIPv6アドレス)は、同一リンク内でのみ利用可能なリンクローカルスコープのIPv6アドレスです。 リンクローカルスコープのIPv6アドレスは、同一リンク内においてのみ利用可能であるため、他のリンク内に存在しているリンクローカルIPv6アドレスに干渉しません。 そのため、たとえば、fe80::aというIPv6アドレスが、それぞれ異なるリンクに存在していてもOKです。

さらに、リンクローカルIPv6アドレスは、IPv6が有効になっている全てのネットワークインターフェースに対して設定されるため、世界中のさまざまなリンクでfe80::/64というプレフィックスが存在しています。 そのため、fe80::/64による128ビットのIPv6アドレスだけでは、通信相手を一意に指定できない場合があります。

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ラムダノート社で「プロフェッショナルIPv6」を執筆した理由

個人的には、拙著「プロフェッショナルIPv6」は、世界で最も詳しくて読みやすいIPv6解説本だと考えています。 450ページを超えるコンテンツを全部タダで読めるというのも大きな特徴です。

このような「プロフェッショナルIPv6」の企画は、ラムダノート社でしか実現できなかったと私は考えています。 いまでこそ、ラムダノート社は複数のIT技術書を出版する出版社ですが、IPv6本の企画が開始した段階では、ラムダノート社は、まだ一冊も出していない状態でした。 それでも、私はラムダノート社でIPv6本を出したかったのです。

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特集「リハ専門医が知っておくべき骨関節の3次元動態」が面白い

The Japanese Journal of Rehabilitation Medicineの2016年53巻10号に掲載されている特集「リハ専門医が知っておくべき骨関節の3次元動態」が無料公開されています。 リハビリ専門家に向けた論文誌ですが、解説記事なので、私のようなスポーツをする子供を持つ一般保護者が読んでも面白く、非常にためにな内容です。

以下、特集に含まれる記事とPDFダウンロードURL一覧です。

クラウドファンディングIT技術書「プロフェッショナルIPv6」無償配布から1ヶ月

クラウドファンディングで作ったIPv6本である「プロフェッショナルIPv6」の電子版を無償配布してから1ヶ月が経ちました。サポーターの方々に紙版のIPv6本をお届けし、クラウドファンディングのプロジェクトを無事に終えることができました(「あきみちを呼ぶ権利」がいくつか残っています)。 完成した「プロフェッショナルIPv6」の紙版および電子版の一般販売も開始されました。

Twitterなどで、「プロフェッショナルIPv6」や「IPv6本」といったキーワードでエゴサーチをしていると、書籍の写真を掲載されている方々を発見できます。 それらを見ると、本当に多くの方々に喜んでいただけているのがよくわかります。 今回、クラウドファンディングという形で書籍を作りましたが、それによって多くのサポーターの方々と、ある種の一体感を感じることができています。

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すごいIPv6本を無料配布!

IPv6を解説した「プロフェッショナルIPv6」をラムダノート株式会社から出版しました。 初版は456ページになりました。紙版の厚さは23mmになる予定です。 現時点で、IPv6に関して世界で最もまとまっているIPv6本であると個人的に考えています。

「プロフェッショナルIPv6」は、株式会社日本レジストリサービス様、BBIX株式会社様、NTTコミュニケーションズ株式会社様、日本ネットワークイネイブラー株式会社様、クラウドファンディング(「すごい技術書を一緒に作ろう。」という企画です)でのみなさまによるサポートにより実現しました。 IPv6に関する技術情報を広く公開するという趣旨に賛同いただき、本書の執筆と制作、公開にあたって多大な協賛をいただきました。ありがとうございます!!!

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セネガル戦のハーフタイムと終了直後にインターネットトラフィック急増

ワールドカップでの日本代表戦テレビ中継のハーフタイムと終了直前に水道使用量が急増するそうです。 NHKの記事では、「トイレなどで水を一気に使ったのが理由ではないか」と理由を推測しています。

サッカーワールドカップ、ロシア大会の日本とセネガルの試合でも、コロンビア戦と同じように東京23区の水道の使用量が試合のハーフタイムの間と試合の終了直後に急激に増えました。

ワールドカップは、水道だけではなくインターネットにも影響を与えている可能性があります。 ISPなどが相互に接続し、インターネットの交差点のような存在となっているIX(Internet eXchange)であるJPIXJPNAPでトラフィック情報が公開されています。 それらの公開情報を見ると、水道だけではなく、インターネットの使用量もハーフタイムと終了直後に増えていました。 そして、試合中はトラフィックが急激に減っています。

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Z-WaveのIoTゲートウェイ@Interop Tokyo 2018

400G SR8 OSFP

プログラマブルな電話通知サービス@Interop Tokyo 2018

プログラマブルな電話通知クラウドサービス、「Symphony Call」が出展されていました。

Symphony Callは、アラートメールをトリガとした「メール連携」によって通知を実行したり、Web API経由での電話通知、Web画面からの電話通知、あらかじめ設定した時間での電話通知など、様々なトリガーから電話通知ができます。

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ShowNet 2018の来場者用無線LAN

ShowNetでの無線LANサービス提供のチャレンジは年々進化してますが、ここ数年のShowNetでは、会場内での来場者向け無線LANの安定した提供ができるようになっています。(参考までに、2013年に書いた記事「ShowNetの「汚れた無線LAN、クリーンアップ大作戦」」)

今年の新しい試みとしては「5GHzベース、5Gbpsベース」があります。 802.11ac Wave2の新製品が色々出てきているので、それらを活用しています。 今回は、8割が802.11ac Wave2のアクセスポイントです。 802.11ac Wave2で新たに加えられた技術であるMU-MIMOによって、複数人に対して電波を同時に送られています。

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