最近はパケットを意識することが少なくなりました

2007/9/7

最近はIPパケット(ethernetフレームなども含む)を意識する事が非常に少なくなりました。 昔は何かがあるとtcpdumpをして状況を調べたり、telnetで自分でプロトコルを喋って試してみたりというのが良くあった気がするのですが、プロトコルの複雑化、データ量の増加、暗号化など様々な技術が積み重なっていくようになり、パケットレベルではなく、データストリームとして考える事が多い気がします。 (個人的な環境の変化というのも大きい気がします)

インターネットと言えば今や当たり前のように存在する情報流通手段になりつつあります。 そして、ほとんどの人のフォーカスは「ネットワークがどのように動いているか」ではなく「その上で何ができるか」なのではないかと思われます。 これは、電話をかけるときに電話ネットワークがどのような技術で動作しているかに興味を持つ人が少ないのと同じだと思われます。

ですが、個人的にはインターネット技術は知っていて損をすることは無いと思います。 まず、第一に「面白い」です。 組織を横断して非常に多い技術者がプロトコル構造を考えて作られた仕組みが多いです。 そのため、非常に多くの技術や思想が詰まったものが多いです。 どちらかというと、最近のプロトコルよりも初期の頃のプロトコルの方が楽しいと思います。

さらに、インターネット上で動作するアプリケーションを作るときには、インターネットの仕組みを知っていると多少アドバンテージがある場合があります。 例えば、負荷分散をしたいと思ったときの各選択肢が持つ利点と欠点基準を理解することが可能になります。 無線LAN環境などが動作しない時のトラブルシューティングができるようになります。 また、ストリーミングを行うプログラムを書くときに、UDPでやるべきかTCPでやるべきかという事を利用する状況に応じて考えることができるようになります。

個人的なお勧めとしては、IP ⇒ ICMP ⇒ TCP ⇒ UDP ⇒ マルチキャストという順番で動作を調べていくのが楽しいと思います。 興味のある方は色々調べてみる事をお勧めいたします。 なお「解らない」という質問も質問者数が少数であればお答えできると思います(と言ってみるテスト)。 (ただし、正しく答えられるかどうかはわかりません。。。また、回答がいつになるかもわかりませんが。そもそも、各質問に回答するかどうかもわかりませんが。。。)

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