flickrの画像を使って広告を作って問題になった事例

   このエントリをはてなブックマークに登録    2007/7/27

企業がflickrから画像を広告に利用して問題が発生してしまった事例を発見しました。 「flickr ads」などの検索単語を色々入れていたら発見しました。 この問題は2ヶ月ぐらい前に発生し、現在まで続いているようです。

Virgin Mobiles Australiaがflickrで公開されている画像を使って広告を出したようです。 その広告の下の方に「flickr.com/photos/chewywong からの画像です」というような事が書いてあったそうです。 その広告を見たflickrユーザが「広告に利用されたね、おめでとう!」というような投稿をしました。

http://flickr.com/photos/sesh00/515961023/
Dump Your Pen Friend

すると、写真をflickrに投稿した人と、撮影されている女性がコメント欄に書き込みをしました。 まず、最初に女性が「侮辱された気分だ」と言っています。 さらに、撮影者が「何かくれるのかな?」と言っています。

すると、広告画像投稿者が「え?知らないの?でもCCライセンスだから広告出した側は悪い事したわけじゃないと思うよ」というような事を書いています。 元画像はCC-BY-2.0で公開されていたそうです。 このライセンスでは、出所さえ明記しておけば無断で商用利用しても良いというものらしいです。

その後、どんどんと議論は続いています。 撮影された女性の兄が出てきて、法的にどうすれば良いかを相談したりしています。

一番悪いのは、撮影されている女性の許可を取らずにCC-BY-2.0 Licenseで写真を公開した写真投稿者です。 そのため、撮影されたモデルの権利が侵害されている形になっています。 flickr上での議論でも悪いのは投稿者であるということになっています。 ただ、Virgin Mobiles Australiaが無断で写真を利用せずに投稿者に連絡をしていれば問題は発生しなかったかも知れません。 (コメント欄に一言書いておいただけでも問題は回避できたかもしれません。)

この問題は結構大きな問題だと思います。 この事例は、写真の投稿者が商用利用OKと言っていても、本当に商用利用がOKかどうかは誰もわからないという事を示しています。 例えば、盗んだ画像を勝手に商用利用OK画像として公開してしまうユーザが存在した場合、画像を使った側にもリスクが発生します。

その後、この問題のためにディスカッショングループが作成されて、今も議論が続いているようです。

http://www.flickr.com/groups/central/discuss/72157600541608353/
Virgin Mobile advertising campaign using Flickr photos

さらに、3日前にはオーストラリアのラジオで問題が取り上げられたようです。

http://www.abc.net.au/triplej/hack/notes/s1986057.htm

さて、この問題は今後どのようになるのでしょうか? クリエイティブコモンズを語る上での代表的な事例になってしまうのでしょうか?

追記1:2007年7月27日

「問題は、Virgin Mobiles Australiaが無断で写真を利用したことでした」の表現が誤解を呼ぶとのご指摘を頂きましたので修正しました。 誤解を発生させる表現で記事を書いてしまった事をお詫びいたします。 記事の問題点をご指摘頂いた皆様、ありがとうございました。

変更前:
問題は、Virgin Mobiles Australiaが無断で写真を利用したことでした。 さらに、写真投稿者は撮影されている女性の許可を取らずにCC-BY-2.0 Licenseで写真を公開していたようです。 そのため、撮影されたモデルの権利が侵害されている形になっています。

変更後:
一番悪いのは、撮影されている女性の許可を取らずにCC-BY-2.0 Licenseで写真を公開した写真投稿者です。 そのため、撮影されたモデルの権利が侵害されている形になっています。 flickr上での議論でも悪いのは投稿者であるということになっています。 ただ、Virgin Mobiles Australiaが無断で写真を利用せずに投稿者に連絡をしていれば問題は発生しなかったかも知れません。 (コメント欄に一言書いておいただけでも問題は回避できたかもしれません。)

記事タイトルも「flickrの画像を無断で使って広告を作ってしまった事例」も「flickrの画像を使って広告を作って問題になった事例」に変更しました。

追記2:2007年7月27日

参考:「クリエイティブ・コモンズのライセンスをWeblogツールで使うことの危険性

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コメント

mrmt
「Virgin Mobiles Australiaが無断で写真を利用したこと」には何の問題もないと思いますが。
「企業がflickrから画像を拾って無断で広告に利用できる」自由を確約するためにこのケースのCCが存在するわけで。きちんと出処も書いてあったようだし、同社はライセンス上の義務を立派に果たしています。
問題があるとすれば、被写体の了承を得ずこのCCライセンスを適用した撮影者・提供者でしょう。この記事を読む限り、ライセンスの内容をよく理解せず適用したようで、無責任で愚かです。

また、よくわからないまま、話や問題の所在をへんな方向にもっていこうとしているこの記事も、デマゴーグの一種になってしまっており、無責任で迷惑ですね。
管理人
mrmtさんご指摘ありがとうございます。
確かに大変誤解を与える文章になってしまっていますね。
修正しました。修正箇所は「追記」に記述しております。
今後、気をつけます。
管理人
細かい部分を色々修正しました。
追記の日付が未来だったり、継続して誤解を与えそうな文章がありました。

自分の未熟さを痛感しています。
また、問題点を指摘していただけるありがたさも痛感しています。
mrmtさん、はてブなどで問題をご指摘の皆様、ありがとうございました。
hujikojp
もちついて。
>> 記事タイトルも「flickrの画像を使って広告を作って問題になった事例」も「flickrの画像を使って広告を作って問題になった事例」に変更しました。
s/使って広告を作って問題になった/無断で使って広告を作ってしまった/ (!g)
管理人
hujikojpさん
ご指摘ありがとうございます。
バグ修正がバグを呼んでいる状態に陥っていますね。。。
笹川%DTPオペ
本文したから6パラ目、

「投稿者がCreative Commons Attribution Licenseで公開する権利を持っていない写真を投稿して、それを企業が無断で広告に利用した事件」

ではなく

「投稿者がCreative Commons Attribution Licenseで公開する権利を持っていない写真を投稿して、それを企業が広告に利用したために発生した事件」

では。細かいですが。
管理人
笹川%DTPオペさん

ご指摘ありがとうございます。
その一文自体を削除しました。

文章を書くのは難しいですね。。。

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