その商品は「ネットでは売れない」? etc...

   このエントリをはてなブックマークに登録    2007/12/25

意外な物がネットで売りやすい商品であることがあります。 多くの場合、「この商品はネットで売れない」と思ってしまう事があるようです。

インターネットを使う事に慣れている人がそう思っている事もありますが、その商品を扱っている専門店が勝手に信じているだけである場合もあります。 例えば、IT系の話に弱いショップ店長などが「こんなの通販で買う人いないよ」と信じている場合などです。

ウェブでの販売に強い売り方は、やたらと安いかオンリーワンのどちらかであると言われる事が多いです。 世の中には、見落としているオンリーワン分野がまだまだ沢山あると思われます。 「ロングテイルの尻尾部分ね」と思うかも知れませんが、どちらかというと「小型恐竜の首」なのかも知れません。 (なお、今回は、やたらと安い方の話は範疇外です。)

こういう話の流れになると「ああ、また熱帯魚が例ね。。。」と思われるとでしょうが、、、その通りです。。。

熱帯魚通販の昔と今

私が熱帯魚を始めた20年弱ぐらい前から、熱帯魚ショップでは通販を行っていました。 しかし、その頃は通販と言っても文字で書かれた値段付き商品リストが郵送されてきたり、FAXされてくるだけでした。 買う人は、購入しようとしている品種のみを頼りに購入していました。 さらに、サイズ表記もいい加減でcm表記などではなく、LとかMとかSとかが書いてあるだけでした。 購入する側としては単なるギャンブルでした。 そして、通販を利用する人は非常に少なかったようです。

時代は変わり、インターネットで写真や動画を表現しながら、熱帯魚を売れるようになりました。 今や、多くのマニアにとって熱帯魚はWeb経由で買うものです。 もちろん、Web経由で熱帯魚を買う事に抵抗を覚える人はいまだに多いですが、写真だけ見てガンガン注文してしまうタイプの人が昔よりも増加しているのは確かです。

観賞魚にあまりのめり込んでいない人にとっては理解不能でしょうが、一部のマニアには収集癖というものがあります。 レアなものが欲しくなってしまう病です。 この欲求を満たすには、ショップ通いも重要ですが、Web巡回も非常に重要になってきます。

極端な言い方をすると、魚などの生き物は全ての個体がオンリーワンです。 自分がイメージしている理想のオンリーワンが、たまたま自分の家の近くのショップに運ばれてくる確率は、そう高くありません。 自分が望むオンリーワンを手にするためには、より多くのショップの入荷を監視するのが近道です。 マニアからすると、インターネットは全国に散らばったショップを大量に監視するためのツールなのです。

熱帯魚を飼っていない人は「どうやって輸送するの?」と思う事が多いと思います。 答えは簡単です。 発泡スチロールに保温材と酸素の入ったビニール袋が入っています。 その発泡スチロール箱が宅配便で送られてきます。 最近では、振込みの代わりにコレクト便が使われる事も多いです。

「本当に大丈夫?」と思うかも知れませんが、そもそも多くのワイルド物熱帯魚は南米やアフリカなどから空輸されてきています。 それを考えると国内移動は短時間であり、あまり問題はありません。 もちろん、輸送に失敗して死着する場合もありますが。。。

ということで、実は熱帯魚とWeb通販は非常に相性が良いのです。

マニアックになってくると値段も上昇する場合がある

レア度が非常に高いものになってくると、値段が信じられない額になる事もあります。 例えば、ビッダーズで2〜3cmぐらいで寿命半年の淡水海老が100万円以上で落札されたという噂があります。 魚でも、レアであれば数十万円になることもあります。

さらに、数万円ぐらいの魚は普通に写真だけ見て購入されていきます。 例えば、ヤフオクで5万円を越える「アロワナ」のリストなどを見てみると良いかも知れません。 出品者が過去に出している、その他の商品を見るとどれぐらいのものが売れているのかが解ると思います。

IT系の概念で無理矢理アナロジーを考えると、数十万円のノートPCを写真だけ見て買うのに感覚は近いと思います。

その業界に既にいる人も勘違い

その業界に長くいる人が「Webじゃあ売れないよ」と信じてしまっている場合もあります。 多くの場合、問題なのは売り方であって、商品ではありません。

個人経営が多い分野では、ADSLなどについてくる無料ホームページスペースでショップを運営しています。 そして、作りも「いかにも自作風」です。 さらに、掲載する商品がWebでは売りにくい当たり前の魚種だったりすることも多いです。 「レア物はおなじみさんだけに出す」と言って、いらないものだけをWebに出すという発想をしているのではないかと思われるショップもあります。

それでは、恐らく売れません。 でも、その人にとっては「インターネットで魚売るの無理だよ」となってしまうわけです。

このように、実はネットと相性が良い分野でも、多くの人がそれに気が付かずに放置されているという分野が、まだまだ多く存在しているような気がしています。 もちろん、具体的にその分野がどこかに関して全部は知りませんが、大きな本屋の専門誌コーナーなどを見てからGoogleで検索をしいくと「この分野もそうなんだなぁ」と思う分野が色々あります。

技術を持っている人がどうやって収益をあげるか

さて、ショップの人がネットショップを運営して利益をあげるのは当たり前のようにあります。 また、IT系の技術を持っている人がWebサイトを作る事で収入を得るという方法も当たり前のようにあります。

最近では、レベニューシェアという方式もあります。 それ以外でも技術を持っている人が、技術はないけど「専門的な何か」を持っている人を手助けする事で収益を上げて生計を立てていく、そんな方法がないだろうかと考える事が多くなってきました。

アフィリエイト的な発想かも知れないし、レベニューシェア的な発想かも知れないし、広告的な発想かも知れません。 それら全部の組み合わせか、もしくは全く新しい何かか。。。 まあ、でも、技術とか発想も重要ですが、人脈が一番大きいのかも知れないとも最近は感じています。

「専門的な何か」を持っている人を手助けする潤滑油として活躍しながら、自分自身でも十分に利益をあげるられる方式があれば、地方にあるシャッター街なども多少減らせるのではないかなどという巨大な妄想に取り付かれることがある今日この頃です。

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