能あるプログラマは馬鹿で怠け者である?

2006/6/24

元ネタは「Why Good Programmers Are Lazy and Dumb」です。

上記リンクにある記事によると、良いプログラマは馬鹿でかつ怠け者であるらしいです。 結構面白かったので要点をまとめてみました。 詳しく知りたい方はリンクを辿って全文を読んでみてください。

怠け者であること

自分の代わりに仕事を勝手にやってくれるプログラムを書きたいから。
単純なプログラムを何回も書くのが嫌だから。
後から簡単に再利用できるように余計な冗長性はソフトウェアに持たせないから。

上記怠けのコンセプトで作成されたソフトウェアは結果として迅速な開発を促す。

以上の理由により、怠け者は良いプログラマであると言えます。 ただし、正しい怠け者になるためには並々ならぬ努力が必要です。 正しい怠け者になるには、以下のような事を知っている/身につけている必要があります。

  • どんなソフトウェア/ツールを使えば、より迅速に目的を達成できるか知っている
  • どんなアプローチを取れば無駄を省けるか知っている
  • 行った成果を管理したり再構築を容易に行う方法を知っている

馬鹿であること

良いプログラマは純真無垢な子供のような発想で一見馬鹿(dumb)な質問を連発します。 何でもかんでも「何故?何故?」と自問します。 だって馬鹿なんですもん。

Webプログラミングを例に取ると以下のようになります。


「昨日以来、顧客はうちのWebサイトのロゴが見えなかった」
「ブラウザは起動しましたか?」
「はい」
「コンピュータを再起動しましたか?」
「はい」
「キャッシュはクリアしましたか?」
「はい」
「Internet Explorer 6を使いましたか?」
「はい」
「彼は画面を見ましたか?」
「はぃ???」
「プリントアウトしたかも知れないですよね?」
「画面を見ていました」
「ロゴ意外の画像は見えましたか?」
「いや、聞いてないので聞いてみます」

このような質問の後、結局顧客側のブラウザが「画像を表示しない」設定になっていた事がわかったとします。 このような場合、あり得ないような馬鹿な質問をしていなければ問題点が発見できず、トラブルシューティングが長期化していたかもしれません。

似たような現象としては違うファイルを使っていて「動かない」と騒いでいる同僚がいる場合などがあります。

凄く馬鹿で単純なプログラマは思いつきで色々書いてみて失敗しまくります。 一方、凄く頭の良いプログラマは全部考え終わってから、さあ書こうと言って書きます。 馬鹿なプログラマは10回失敗しながら最終的な成果物を完成させます。 一方凄く頭の良いプログラマは5考えて合計10で成果物を完成させます。 結果として両方とも10で完成させます。 ただし、頭の良い方は最初の5は考えているだけで、その間は形がありません。

あまり考えすぎて何も手がつかなくなるよりかは、馬鹿でも良いので走ってしまった方が良い場合もあるのでは無いでしょうか。

最近のエントリ

過去記事

過去記事一覧

IPv6基礎検定

YouTubeチャンネルやってます!