「すごいエンジニア」は凄いエンジニアになることを目指してないかも
「すごいエンジニア」が一部界隈で話題になっています。
私がこれまでに「この人は凄いなぁ」とか「この人には一生かなわないなぁ」と思った「すごいエンジニア」は、次のようなイメージがあります。(ここでは、元記事の文脈に沿って「エンジニア」をという単語を主に「IT系の」として表現します。)
- 何かに没頭する能力が高い。
- 好奇心旺盛。
- 技術に関連する話題で議論している時、すごく楽しそうに話をする。
- 飲み会で語り合う話題は、基本的に技術に関連する話か興味を持っている何かに関連する話を好む。無難な世間話でジャブを打ち合うような飲み会は苦手。
- 技術に関連する資料を読むのが好き。勉強しているという意識はなく、単に楽しいから調べている。もしくは、調べ始めたら色々と気になって深堀りした結果として知識が増えただけ。
- もともと英語が得意、もしくはIT関連の調べ物や発表等で必要だったから英語を覚えた。
- 普通の人と比べるとネジが数本飛んでいる、もしくは最初から数本存在していない感じ。
- 繊細かつ豪快。問題が発生しがちなポイントに関しては非常に細かく繊細な分析を伴うが、どちらでもOKとなるような部分に関しては驚くほどいい加減なアプローチで「まあ、これでいいや」と割り切る豪快さがある。
- 全身からかもしだしているオーラが何か他と違う。どう違うのかは、その人によって少しずつ異なる。
- 最初は何を言っているのか理解できないが、色々と質問して噛み砕いて説明してもらうと、実は凄い深いことを言っていることが多い。
- IT関連とは別の趣味を開始すると、その趣味に関しても恐ろしいぐらいに没頭することがある。
そして、最後に、私が思う「すごいエンジニアが目指すもの」ですが、本人が最強のエンジニアを目指しているわけでは恐らくなくて、単に他の人ができないぐらい何かに没頭した結果として「すごいエンジニア」という状態になっていると思うのです。
なので、超絶凄いエンジニアが商売っ気が少ないような場合があるのって、単に本人が没頭したいことと商売とが直接結びついていないだけかもです。たまに、商売も非常に上手でIT系の技術者としても超一流な人もいますが。
ということで、「すごいエンジニア」は何かの結果であって、目標だったわけではない場合が多そうだというのが、私が「すごいなぁ」と思う方々に対して持っている感想です。
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