プログラミング学習に求められるのは夢と想像力かも

2008/12/17-2

初心者はプログラミングをどうやって学ぶと良いのだろうか?」という記事を書いたのですが、その記事に対して、

まなめさんが「304 Not Modified: プログラミング初心者はギークから学べるのか」という記事を書き、

それに対して小飼弾さんが「いきなりCの方がよっぽど難しい」という記事を書いています。

私が記事を書いた発端は恐らく「そもそも今の人にCを教えるのは正しいのだろうか?自分はCが好きだけど」というようなモヤモヤとした想いがあったのだろうと思います。 ただ、まなめさんと小飼弾さんの記事を読んで自分が間違っていたと思い始めました。

重要なのは夢と想像力なのではないかと思いはじめました。

  • 何がしたいか
  • 何をしなければならないか
  • 何が楽しいと思うか
  • 何をカッコイイと思うか
  • 何を覚えないとその組織で困るか

要はやりたい事や夢は環境によって違うんですよね。 楽しいと思うものも人によって違いますし、職場や学校や研究室や個人宅にある機材も様々です。

初心者が自分でプログラミングを勉強していくのであれば自分が目を輝かせられるテーマを発見できるかどうかが重要なのではないでしょうか。 初心者にプログラミングを教えるのであれば、初心者が目をキラキラさせられるようなテーマや環境を提供/提案できるかどうかが重要なのではないでしょうか?

開発言語は「やりたいこと」に対して最適なものを提示できれば良いだけであり、「やりたいこと」への最短経路をどのように構築してガイドしていけるかなのかも知れません。 「本質を知る」ための勉強は、プログラミングをある程度経験して「プログラミングそのものが興味の対象」になった時点でやったり、次のステップに進むために知識として必要だと思った時点でやれば良いのかも知れません。

組み込みが必要ならばCやアセンブラから入ればいいし、WebやWeb APIが楽しそうであればPHPやPerlやRubyやJavaScriptから始めても良いし、emacsの設定をゴリゴリいじることに至上の喜びを感じてしまう事を発見してしまったのであればemacs lispを勉強すればいい。 プログラミングなんてわからないけどiPhoneアプリを書きたいという人もいるだろうし、たまたま家のテレビがBRAVIAで底で何かを動かしたくなってしまってアプリキャストをやってみる人がいてもいいような気がします。

モヤモヤしている内容をブログで書いてみて、反応が返ってきて、自分の中で新しい発見があるのって素敵なことだなと思った今日この頃でした。 まあ、自分の中で出てきた結論が月並みで、当たり前な話になってしまっているかもしれませんが。。。

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