ShowNetのピアリングポータル
Interop Tokyo 2017のShowNetピアリングポータルが公開されました。
ShowNetは毎年いろいろなIXに接続して、コントリビューションとして各IXメンバーのASからピアの接続しています。
一昨年までは、そのためのピア依頼をメールで受け付けて、手でコンフィグをしていました。昨年からポータルサイトを作って、そこからピアリングのリクエストを受け付け、自動でルータにeBGPのピアの設定を投入するようになっています。
昨年はNOCメンバによる「オレオレtelnetスクリプト」で設定を実施していたとのことですが、今年はルータとのインターフェイスとしてシスコシステムズからコントリビューションを受けたNSOを採用しています。
NSOを利用するといろいろな抽象化が行えて、複数の実装のデバイスを統一的なインターフェイスで扱ったり、さらに自動的にREST APIを外部に提供することができます。IXでのピアリングを「サービス」として設定し、ピアリングポータルからこのAPIを叩いてリソースを作成することで、ピアの設定を行っています(削除とか更新も簡単にできます)。PeeringDBを使ってアカウントの認証をやったりピアの情報をプリセットしたり、NOC用Slackに結果を通知したり、いろんなことやっているとのことです。
Interop Tokyo 2017が終わるとピアリングも終わるので、このポータルもお役御免となるようです。(その後に関しては検討中とのことでした)
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