A10ネットワークスAX3530 300Gbpsロードバランスデモ [Interop Tokyo 2012]
A10ネットワークスのブースで、AX3530を利用して300Gbpsのアクセスに対してロードバランシングを実現するデモが行われていました。
AX3530には、複数台を仮想的に1台として扱えるバーチャルシャーシ機能(aVCS, 2011年のACOS 2.6.1からの機能)があります。 AX3530 1台で約100Gbpsのロードバランシングが可能なので、今回のデモは3台で300Gbpsをさばいています。
「最大8台までのスタックを構成可能なので、800Gbpsまでのトラフィックをロードバランシング出来ます」と担当の方が胸を張ってました。 800Gbpsのロードバランシングは確かに凄いと思うのですが、そこまでのトラフィックを一箇所に集約して受け取れる回線ってあるんですか?と質問したら苦笑いをされてました。 いや、でも凄いと思います。それだけ強烈な量ってことですし。
トラフィックの生成
300Gbpsの疑似トラフィックを生成しているのは、InteropでおなじみのIXIAです。
300Gbpsの疑似トラフィックを受け取るサーバですが、それもIXIAが行っています。 AX3530によるNATの裏側で約100台の仮想WebサーバがIXIAで稼働しています。
このデモは、Best of Showアワードのパフォーマンスオプティマイゼーション部門でグランプリを受賞していました。
最近のエントリ
- Interop 2023のShowNetバックボーン詳解
- Interop Tokyo 2023 ShowNet取材動画
- 「ピアリング戦記 - 日本のインターネットを繋ぐ技術者たち」を書きました!
- 1.02Tbpsの対外線!400GbE相互接続も - Interop ShowNet 2022
- Alaxala AX-3D-ViewerとAX-Sensor - Interop 2022
- SRv6を活用し、リンクローカルIPv6アドレスだけでバックボーンのルーティング - Interop ShowNet 2022
過去記事