「教えて君」からの質問

   このエントリをはてなブックマークに登録    2011/11/24-2

年末が近づいてきました。 この時期が来ると大学4年生と思われる見知らぬ人物から質問メールが来ることがあります。 多いのが以下のような内容です。

  • こういうプログラムを作りたいんですが実現可能ですか?
  • こういうプログラムを作りたいんですが方法を教えて下さい
  • 途中までWebアプリを作ったのですが意図通りに動作しないのでデバッグして下さい
  • 私の書いているプログラムコンパイルが通らないので助けて下さい

これらの質問メールが来るのは、このサイト内にプログラミング解説コーナーがあるからだと思われます。 こういった質問で最近よくあるのが、全く名乗らずに返信用のメールアドレスだけが記載されている事例です。 しかも、使い捨てだと思われるフリーメールアドレスだったりします(gmailだと丁寧に名乗っている場合が多く、hotmailだと2行ぐらいの質問とメールアドレスだけの場合が多い)。

「知恵袋に質問したけど答えてもらえないから教えて下さい」という問い合わせも過去にありました。

匿名で質問だけしていきなり回答を得られると信じている人が多いことに割と愕然とすることがあります。 せめて、どこの誰であり、それまでどうやって頑張って、でも駄目であって、他に選択肢が思い浮かばないから私のところに質問を出しているぐらいの内容であれば回答することもあると思うのですが、「わからないので教えて下さい」とだけあって「返信はこちら」的な内容で大丈夫という感覚があるんだなぁという感じはします。

もしかしたら、匿名での利用が前提の「教えて」系のQ&Aサイトや、知恵袋などと同じノリで質問を送付しているのではないかとも思います。 ただ、知恵袋などのQ&Aサイトでは、質問者が勝手に質問をして、回答者が回答したい質問を選んで自発的に回答をしているのであって、特定の誰かに質問しているのとは本来はノリが違うはずです。

それ以前に、卒論であれば担当教員に質問して下さいと思わなくもないのですが、きっと質問しにくいから私に質問が来てるのかもと思います。

「最近の若い者は」というわけでもない

とはいえ、「最近の学生は。。。」と言いたいわけではありません。 これは学生に限りませんし、むしろ社会人と思われる方々からの質問の方が学生からの質問よりも多いです。

今までで多いのが、Directshow関連とGoogle Maps API関連の質問ですが、「こういうプログラム開発を受注したのですが作り方がわからないので教えて下さい」というのが多いです。 Google Maps APIの質問で多いのが、「○○と同じサービスを作りたいのですが作り方を教えて下さい。私は素人です」という系統の質問です。 「私は全くの素人ですが○○という××を自分でやっていて、是非とも自分でGoogle Maps APIを使ったWebサイトを作りたいので教えて下さい」というのもあります。

Directshow関連は、恐ろしく何も調べていないと思える質問がある一方で、ある程度調べた上で質問をしているように思える質問もあるのですが、質問がちょっとマニアックで「そんな環境手元に今ないし調べるの時間がかかるから返信できない」という結果になりがちです。 見ず知らずの方が行っている受託開発の手伝いのために1日潰して調査とかは、今の私にはちょっと無理です。。。

凄く興味があるテーマだったり、丁度その瞬間に興味を持っていて調べてwktkするようなテーマだったら、きっと時間をかけて調べちゃうでしょうが。。。

テレビ局スタッフからの質問

正式に名乗った上で非常に丁寧な質問が来ることがあるのがテレビ局スタッフや制作会社からです。

「○○という番組で××について調べているのですが教えて下さい」という質問が問い合わせフォームから来ることがあります。 過去の経験上、質問を一通り行ったうえで「ありがとうございました。助かりました。これで番組を作るための調査ができます」という感じのお礼を頂いて終わります。 「○○の分野での知識人を教えて下さい」というような質問が来ることもあります。

何度かそういったことがあったこともあり、「どういう番組でどうやって使うのか教えて下さい」と色々質問したことがあるのですが、そのときはそのまま返事が来ないで終わりました。 その質問はGPSとGoogle Maps APIを連動させる方法と、どのような機器をいくらで購入するのが良いのかと、位置情報メディア系のキーマンは誰かを教えて欲しいというような内容でした。

なお、こういう質問を見ず知らずの人が送って来ることがあることから「だからマスゴミは」と言いたいわけではありません。 Twitter上などで、何となくお互いを認識しているような相手からの質問は、たとえ自分とは全く関係なくてもできるだけ調べて回答するようにしていますし。

新聞社(紙媒体orネット媒体)の場合は、よっぽど記者本人と知り合いでも無い限り、いきなり質問だけして終わらせようという雰囲気はないです。 知り合いを通じて紹介をお願いされたりしたときは、別に私の名前が出なくても良いので必要事項を色々調べて回答したりしています。

テレビ局関連でも報道系だと新聞社に近いイメージがあり、「恐らくバラエティ系だな」と思える企画の方々からの質問が「何で私が回答することが期待されてるんだろう」と思える質問をして来るイメージがあります。

言いたいのは、「コンテキスト不在でいきなり質問するのは学生や若者に限らない」という点です。

コンテキストがあれば違うと思う

ただし、昔と比べて質問をしやすい部分も増えているとは思います。 何らかの流れの中で、コンテキストを持って質問をするのであれば、一般的に回答を得られやすいものと思われます。

たとえば、何らかの会合やオフ会などであったことがあって、その流れで質問をするという方法があります。 また、何らかの会話や話題がネット上で盛り上がっていて、その流れで会話に質問を混ぜるという方法もあります。

凄く適切で私に新しい発見を与えてくれるような質問であったり、私が記事中で書いた内容の誤りを適切に指摘して頂けているような有り難い問い合わせも多いので、問い合わせを頂くことそのものは有意義であることが多いです。

最後に

この文章に、特に何かの結論があるわけでもないのですが、徒然なるままに書いてみた今日この頃です。

なお、2007年時点でも同じような文章を書いています。

5年ぐらい前は、私もこまめに質問に回答したりしてたんですよね。 でも、回答しても自分の知りたいことが知れたら無反応という人があまりに多くて回答しなくなってしまったという経緯はあります。

追記

十数年前に炎上案件のヘルプに行くというアルバイトをしていましたが、「あなたは学生だけど、今度来るヘルプの人はプロだから」と言われつつ現場に連れて来られた人が、私に「Perl書いたことないんですけど、今回はお互いのためにPerlを教えて下さい」と言った現場とかを経験しているので、作り方は知らないけど受注するという話は最近の話題というよりも、昔からある話だと思います。 なお、私が知る当時の炎上案件は、一次請けが二次請けに投げて、二次請けが三次請けに投げて、三次請けは仕事を受けたけど実は人員が居なかったというような状況が多かった記憶があります。

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