学生のうちにしておくべきこと

2008/5/2-1

自分の過去を振り返りながら、学生時代にしておけばよかったことや、学生時代の経験で自分の糧になったと思われることを列挙してみました。 以下、学生のうちにしておくべきと私が勝手に思っていることです。

1. 大失敗

様々な事に挑戦しましょう。 そして、失敗しましょう。 恐らく失敗をしようとして失敗をする人は、あまりいません。 しかし、経験がない事に挑戦すると初めは誰でも失敗します。

背負っている物が少ないうちにする失敗は、その後の財産になります。 成功よりも失敗からの方が多くを学べます。 また、成功よりも失敗の方が理由を分析しやすい傾向があると思われます。 (成功の分析結果は単なる勘違いである場合もあるかも知れません)

ただし、人生を台無しにしてしまうような取り返しのつかない失敗はやめましょう。 失敗し過ぎない程度に多くの失敗を重ねましょう。

2. 恥ずかしいおもいをする

知らずにしでかして、恥ずかしいおもいをしましょう。 恥ずかしい事をしても、若いうちは周りが大目に見てくれる事が多いです。

ただし、大目に見てもらうことを前提にワザとやるのはやめましょう。 あくまで不可抗力として恥ずかしい行動を取ってしまうという失敗を重ねる事によって経験を積む事が大事です。

恥ずかしい行動を覚えている人と接するのは気まずい時があります。 学生の時の知り合いの多くは、全く違ったフィールドに出て行くことが多いです。 そのため、学校を卒業するとバラバラになります。 他人の脳内に蓄積された過去の恥ずかしい記憶もバラバラに分散していきます。

3. 質問をする

恐れずに質問をしましょう。 多くの大人は若者の初々しい質問を歓迎してくれます。 鋭い質問をすることで自分を売り込む事も可能です。

ただし、何もせずにただ単に教えてもらおうとする「教えて君」にならないように注意しましょう 最低限自分で調べられる範囲は調べましょう。

4. 怒られる

怒られましょう。 年齢を重ねると素直に怒られる事が難しくなる人が多くなります。 心から反省する事がしやすい若いうちに思い切り怒られておきましょう。

年齢を重ねると、今度は怒られる立場から怒る立場へと変わります。 自分が怒られたことがない人は、怒られた相手がどのような気持ちになり、どのような行動を取るかを予測できません。 人の気持ちを理解しつつ怒るためには、数多く怒られましょう。

ただし、意味も無く理不尽に怒られた場合には正しく抗議しましょう。

5. 力いっぱい遊ぶ

力いっぱい遊びましょう。 ただし、「力いっぱい遊ぶ」と言っても、勉強をサボれと言っているわけではありません。 必要なことはやりましょう。

学生時代のような「対等」な友人関係を構築するのは、年齢の上昇と共に困難になります。 (新入社員同士でも「対等」な友人関係は構築可能ですが、新人が同時に大量に入るような大企業に入らなければ同期がたくさんいるという状況は生まれません。)

どこか他人である状態を残しつつ、つかず離れずの微妙な距離感覚が増えます。 友人と力いっぱい遊ぶ経験は学生時代の超重要要素であると言えるでしょう。

可能であれば、学生を卒業した後の友人との連絡も適度に継続しましょう。

6. 話が通じない人と関わる

世の中にはどうやっても話が通じない人がいます。 好みが違ったり、信じているものが違ったり、色々です。 相手からすれば、こちらが「話が通じない人」に見えていることでしょう。

このように「話が通じない人」が存在しているという経験を学生時代に出来ると良いでしょう。 直接的な利害関係が少ない学生時代であれば、交友関係を自分でコントロールしやすいですし、関わらないようにするという選択肢があり得ます。

ただし、進んで危険な人物と関わりに行く事はやめましょう。 取り返しがつかない事態になるかも知れません。

また、本格的に「話が通じなくなる」のはある程度社会に出て自分なりの経験を積んだ人の方が顕著に示す傾向なのかも知れないので、そのような人物と学生時代にめぐり合うのは難しい面もあるかも知れません。

7. いろいろなところでアルバイト

様々な業界の舞台裏を覗きましょう。 それにはアルバイトが最適です。

色々な世界を見てからの方が、その後の進路を考え易くなります。 また、実際にはその業界に進まなくても、舞台裏を見た経験はどこかで生きるかも知れません。

ただし、単に職を点々とするだけになったり、考えもなしにそのままアルバイトだけで生活しようとするのはやめましょう。 (目標があって、あえてアルバイトをするのであれば別かも知れません)

8. プログラミング

一度はプログラムを書くという経験をしましょう。 非常に単純なプログラムをちょっと書いて動かしてみるだけでもいいです。

コンピュータやインターネットに全く関わらない職場は、少なくなっています。 何らかの形でコンピュータに関わると思います。

プログラミング経験が一度でもあれば、何となく「プログラム」がどういうものでどうやって作成されているかのニュアンスがわかるようになります。 また、知らないものへの「恐れ」が薄れます。

プログラミングに必要となるような論理的な思考方法まで行ければ最高ですが、必ずしもそこまでやらなくても良いかも知れません。 もちろん、プログラミングに楽しさを見出して、ドンドンはまって行くのも一興です。

ただし、将来的にプログラム書くような仕事に就く人は全体からすれば少数だと思われます。 多くの人は「経験がある」と感じれる事が重要だと思います。

9. 運動

何らかの運動をしましょう。 多くの場合、若いうちの「体力」の貯金を徐々に切り崩していく状態になります。 最初の体力貯金は多めに作っておくにこしたことはありません。

もちろん、社会人になった後も運動を継続してメタボが超他人事という人生が過ごせれば最高なのは言うまでもありません。

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