テレビ/新聞/雑誌/ラジオ/個人Webサイトが同じ土俵に立つという妄想

   このエントリをはてなブックマークに登録    2007/8/28

現状では、広告というフィールドにおいてテレビと個人Webサイト(個人ブログ)が並列に並ぶ事は想像もできません。 しかし、10年20年後には全ての媒体が、マイクロ化された広告を表示する表示媒体として、並列に並ぶのではないかと勝手に妄想してみました。 以下、妄想全開なのでご注意下さい。

まず、妄想の発端となったネタですが、電通が広告簡易取引サイトを試験的に拡大/開始しているようです。

インターネットによるマス広告簡易取引(試験サービス)の拡大 ADGOGO総合ポータル、雑誌ADGOGO、ラジオCMGOGOのサービス開始」 via MarkeZineさん

この記事を見て私が思ったのは「AdsenseやOvertureぽいなぁ」ということでした。 次に思ったのが「ということは、広告をまとめて受け取って細かく分割していくような事かなぁ?」ということでした。 Adsenseなどとの違いは、広告媒体がテレビや雑誌などの由緒正しいメディアであるところでありそうです。

Adsenseに似ているという発想から連想して、「じゃあ、コンテンツを作る人は広告の営業活動をしないでコンテンツを作ることに専念すればいいんだ」と思いました。

そうなってくると、今まで各出版社が営業活動をしてがんばって広告をとってきたという状況は変化するかも知れないと思いました。 現状では、例えば小規模な雑誌社は自分たちで営業活動を行っていると思われますが、電通のような巨大な存在が巨大な広告を中小規模の雑誌社などにもバシバシ分割して分配するような事を始めると、どこかの時点で広告アグリゲータから広告を受け取った方が利益が大きくなる状況が生まれるのではないかと想像してみました。 雑誌を作っている出版社は、広告のほとんどを広告アグリゲータから受け取り、執筆に専念するようになるかも知れません。

そうなると、雑誌社の営業職の数は減少するのかも知れないと思いました。 また、発行部数に応じてお上である広告アグリゲータが渡してくれる広告収入が変わると思われるので、フリーペーパー化が加速するかもしれないと思いました。 営業を全て広告アグリゲータに任せて、営業コストを抑え、フリーペーパー化で発行部数を増やす雑誌が一社でも出現すると、囚人のジレンマ状態で他の雑誌社も危機感を持ってしまい、雪崩のように広告取得を丸投げする体制に移行する会社が増えるのかも知れないとも思いました。

中小規模の雑誌から始まり、大規模雑誌もその波に飲まれ、やがては新聞の広告も全部電通がまとめるようになってしまい、気がつくと「電通に集まる広告の量が今より増えてる!」という事になったりするのかなぁと、モヤモヤと思ってしまいました。

さらに色々考えていくと電通のような巨大な存在がこの仕組みを推し進めていくと、広告媒体としてテレビと個人Webサイトの垣根は減少していくのではないかと思ってしまいました。 例えば、電通がAdsenseのような仕組みを使って巨大な広告を様々な媒体に分割していくと、テレビと個人Webサイトの違いというのは受け取る広告費の規模が違うだけという形になります。 電通が広告営業をしてGoogleがインターネットでの配信部分を担当という、魔人ブウとゴクウがタッグを組んだような提携が実現したら最強な気がします。 Google Adsenseと電通がタッグを組むと、テレビと個人Webサイトが、同じ広告インプットを共有する兄弟になってしまうのかも知れません。

Google Adwords Print Adsの目指すところも、そういうところなのかも知れないと最後に思いました。

以上、とりとめもなく考えたことを書いてみました。 なお、上記考えは何の根拠もない素人的な超三段論法なのでご注意下さい。

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