プログラマに対する無意味な面接質問
「Programmer Interviews : Two Warning Signs」という記事がありました。 この記事の著者は「インタビューの方法を間違ってないか?」という事を言っていました。 同意できる部分があって面白かったです。 日本でも数年後は「これが私のブログです(実名/匿名問わず)」と面接で言えないと不利になる日が来るのでしょうか。
内容は以下のようなものでした。
まず「Rubyで^ってどういう意味ですか?」という問題を出す面接官がいます。 最近は多くのブログで面接問題が公開されてしまっていて、Googleでちょっと探せば答えが出るので、そんな質問をしてもプログラマとしての資質は見極められません。
で、多くの企業はこのような質問がありふれているということを知っているので、問題を難しくしてきます。 例えば「二分木ソートって何ですか?どういうときに使うと良いですか?」のような質問になってきます。 まあ、確かに知識は問えますが、正しい教科書を持っていれば誰でも答えられるものである事は変わりありません。 これは、プログラマの資質を問うというよりも図書館の司書の資質を問うという感じです。
準備さえできれば誰でも答えられるような質問をするような企業では、そのうち、その試験を潜り抜けてきた使えないプログラマと一緒に仕事をする可能性が高まります。 これは危険なサインであると思われます。
結局、一番良い方法は、そのプログラマが書いているブログを読むか、そのプログラマが過去に書いたコードを読むことです。 面接をする前に、応募者のブログを読まない面接官は間違っていると思われます。 面接を受けているときに、自分のブログが読まれていると言う事を知るのは気分が良いものです。 面接を受ける前には相手の会社に関して調べておくものですが、相手がGoogleでこちらを調べていないようならば、あまり興味をもたれていないということなので気をつけましょう。
最近のエントリ
- Interop 2023のShowNetバックボーン詳解
- Interop Tokyo 2023 ShowNet取材動画
- 「ピアリング戦記 - 日本のインターネットを繋ぐ技術者たち」を書きました!
- 1.02Tbpsの対外線!400GbE相互接続も - Interop ShowNet 2022
- Alaxala AX-3D-ViewerとAX-Sensor - Interop 2022
- SRv6を活用し、リンクローカルIPv6アドレスだけでバックボーンのルーティング - Interop ShowNet 2022
過去記事