Web2.0の恩恵を受けるWeb1.0サイト

   このエントリをはてなブックマークに登録    2006/8/25

最近、どこを見てもWeb2.0と書いてあります。 多くの記事はmash upをしてWeb2.0的なサービスを提供することが多くとりあげられています。 コミュニティを育てていくような話も色々書いてあります。

ですが、個人でホームページを作っていたり、個人に近いレベルでネットショップを運営している人にとっては、Web2.0的ではないサイトを作ることによりWeb2.0の恩恵を受ける方が簡単かもしれません。 どういうことかというと、変な技に走らずに地道に良質の情報を発信し続けることに専念するということです。

Web2.0的なサイトを作って成功させるためには、ユーザ数を増やしたり、コミュニティを大きく育てる必要があります。 それには、スキルとアクセスに耐えうるサーバを用意する必要があります。 これは、一般の個人にとっては非常に敷居が高いです。 結果として、めちゃめちゃスキルがある人や体力のある企業が有利になります。

では、Web2.0という概念全体が一般個人にとって無意味かというと、そうではありません。 Web2.0的な仕組みの恩恵により、良い情報さえ発信していればアクセス数が自然に上昇する可能性があると私は思っています。

Web2.0的な仕組みと書いてしまっていますが、ここで話しているのは、BLOG/ソーシャルブックマーク/Q&Aサイト、などです。

BLOGやソーシャルブックマークなどが登場する以前の世界では、いくら良い記事を書いてもサイトが反映するかどうかは検索エンジン様のアルゴリズム次第でした。 言い換えると、検索エンジンで上位表示されることがアクセスアップのメインでした。 (掲示板やnet newsに投稿などの手法もありましたが、とりあえずここでは忘れます。)

BLOGやソーシャルブックマークの登場により、人は3種類の人種に分割されました。

  • 情報を作り出す人。あまり大量にはいない。
  • コンテンツハンターな人。良質な情報を探し出して流通させる人。カリスマブックマーカーなど。ある程度いる。ただし、カリスマ的な人は少ない。
  • 受動的な人。色々な人がお勧めする情報を見ていく。この層に最も多くの人が分布する。

Web2.0的な仕組みにより、コンテンツを見つけてきて流通させる人というのが出てきています。 BLOGやソーシャルブックマークは毎日のテレビニュース番組のように日々消費されるものです。 そのため、コンテンツハンターな人は常にネタに飢えています。 コンテンツハンターな人は自分の琴線に触れたものを次々にプロモーションしてくれます。

コンテンツハンターな人の出現はWeb1.0サイトにとって非常に大きな意味があります。 情報が面白ければ、もしくは価値のある情報であれば、勝手に宣伝してくれる人が多数発生する可能性があるからです。 SEOなどをがんばるのも、もちろん必要ですが、やっぱり中身ではないでしょうか。

ということで、Web2.0によって良質のコンテンツを作成し続けているWeb1.0サイトは大きな恩恵を受ける、と主張してみたいと思います。 何も自分がWeb2.0にならなくても、Web2.0のおいしいところを拝借することができるということです。 我慢しながらコツコツとコンテンツを作るのはなかなか大変だと思いますが、良いものを作っていればきっと報われるので頑張ってみるのも良いかもしれません。 (とりあえず、自分が良質なコンテンツを生産し続けているかどうかは棚に上げて書いてます。お許しを。)

追記:「コンテンツジェネレータ」と書いていたのをやめて単に「情報を作り出す人」へ変更。「コンテンツデプロイヤー(deployする人)」が非常にわかりにくかったので、コンテンツハンターへ変更。

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