成功している中小企業が持つ5つの要素

   このエントリをはてなブックマークに登録    2006/12/11

Five Secrets of High Performing Organizations」という報告書(PDF)が公開されていました。 この報告書はアメリカで10〜100人規模の企業300社以上を調査して、成功している企業が持つ要素を5つにまとめています。 さらに、それぞれの要素を実現するためにはどのような努力をすれば良いかを解説してありました。

面白かったので要約してみました。 かなり意訳気味です。 誤訳や勘違いなどがある可能性があるので、詳細は原文をご覧下さい。




効率良く成果を出しているスモールビジネス(small business)は以下の5つの特徴を持ちます。

  • 強いリーダーシップ
  • 質の高い人材を引き付け、確保する能力
  • 計画性
  • 戦略的に技術を利用する能力
  • 外部機関との連携

1. 強いリーダーシップ

調査の結果、最も大きな要素はリーダーシップを取るシニアの実力でした。 ある経営者は「社員はリーダーが指している方向ではなく、リーダーが歩いている方向に向かっていく」と言っていました。 調査の結果、リーダーが会社の方向性を正しく理解しており、部下に対しても正しく方向性を理解させ、組織全体が意図した方向に向かっている事を可視化できる事が重要である事がわかりました。

Hints and Tips

1.1. リーダー達が組織のミッションを正しく理解するようにしましょう。 ミッションは単純でればあるほど良いです。
1.2. リーダーが働いている姿を見えるようにしましょう。 チーム全体がゴールに向かうためには、メンバーがリーダーの一生懸命働いている姿を見る必要があります。
1.3. 完璧なスローガンを目指すのではなく、実際にミッションが動いている事を示しましょう。 最も優秀な人たちは、説明だけのミッションではなく、実際に走っているミッションのために働きます。
1.4. 全体に対するプレゼンテーションとともに、個々のメンバーと1対1でミッションの説明を行いましょう。 各個人との1対1の説明を行う事により、各メンバーへの敬意を示すと共に、各個人のコミットメントを確認しやすくなります。
1.5. 何をしないかに関しての合意を形成しましょう。 しない事を決定するのは戦略の大きな要素です。 資源は限られているので最も必要なところに資源を割り振る事がリーダーに求められる資質です。

2. 質の高い人材を引き付け、確保する

中小企業経営者と会議を持つと、人材を発見し、モチベーションを高め、集中させ、満足させ続ける事はいつでも話題になります。 成功する中小企業は全てはリクルーティングから始まる事を知っています。

Hints and Tips

2.1. リクルーティングに最大限の労力を割きましょう。 各入社候補が会社に対してワクワクしている事を確認しましょう。 これにより、会社が成長しても会社に対する忠誠心が希薄になっていく事を防げます。
2.2. 人を雇うときには可能な限り調査をしましょう。 100万ドルの部品を購入する気持ちで精査しましょう。 15〜20年の期間で見ると、人を雇う事はそれぐらいの費用がかかります。
2.3. 厳格な採用プロセスを構築しましょう。 採用時のポジションを明確にする事を必ずプロセスに入れましょう。 そのポジションを的確にこなせるかどうかという視点は採用を判断する上で重要になります。 また、採用者への面談は、採用者よりも技量が上の人/下の人/同じぐらいの人がそれぞれ行うようにしましょう。
2.4. 組織の長期的な構造を前提に考えるのはやめましょう。 そのようなものは存在しません。 どのような組織構造でも長所と短所があります。 現状を見つつ組織形態を変更して、組織の欠点が大きくなり過ぎないようにしましょう。
2.5. やる事が決定したら、社員が十分に教育されていることを確認しましょう。 良くある間違いは、新しい技術を導入するための調査は十分に行っても、それを使うための教育に対しての見積もりが甘い事です。

3. 計画性

成功している中小企業は計画を練ることに時間を割きます。 彼らは、計画を立てることが成功における重要な要素である事を知っています。 反対に、計画性の無い組織は「高い授業料」を払いがちです。

アイゼンハワーは「戦闘の準備において計画は無意味である事を知ったが、計画を立てる事は必要不可欠だ」と言いました。

成功している中小企業は現実主義者です。 彼らは、十分に確認がとれるまで前提を仮定しません。 また、不十分な状態を許さず、十分なコミットメントを実現させる風土があります。

Hints and Tips

3.1. チームメンバーに可能な限り会社の目指すゴールの設定などに関する責任を与えましょう。 これにより、各メンバーの成長を促せますし、計画を立てることを学べます。
3.2. ゴールは成果物である事が重要です。 成果を出すための活動はゴールではありません。 例えば「販売プロセスを再設計」は活動であり、「Tomによる販売プロセス再検討原稿」が成果です。
3.3. コミットメントは毎回、同じ場所に書くような癖をつけましょう。 例えば、手帳、ノートパソコン、PDAなど、どこに書き留めてもかまいません。 やりやすく継続できる方法にすべきです。
3.4. 一日の優先事項を決定しましょう。 ゴールを達成するための日々の時間の割り振りを考えましょう。 一日の時間で出来る事には限界があるので、やるべきことに優先順位をつけましょう。
3.5. 成果に関する計測方法を策定しましょう。 人々は何を求められているかを、より明確に知る事ができるので、それに向けて自己管理がしやすくなります。

4. 戦略的に技術を利用する

本当は何が必要かをわかるまでは課題に対して利用する技術を特定してはいけません。 成功している中小企業は、技術を使う事が目的ではなく、戦略を達成するために技術を利用する事を知っています。 また、一度使うと決めた技術に対する調査も徹底して行われます。 調査には、技術そのものに対してだけではなく、効果を最大化するためのトレーニングも含まれます。

Hints and Tips

4.1. 主要な業務プロセスの効率を計測できるような技術を導入しましょう。 例えば、売れるまでの時間、従業員の退職率、プロジェクトの平均時間などを測定すると良いかも知れません。
4.2. 業務プロセスと情報の流れが良くなるように技術を利用しましょう。 技術を深く掘り下げる事よりも、組み合わせたときに正しく動く事の方が重要です。
4.3. インターネットを活用しましょう。 中小企業にとってのインターネットの利点は、インターネット上で物を売れる事ではありません。 インターネットを活用してビジネス効率を増大させる事が最も大きな利点です。
4.4. 技術の価値を引き出すためにかかる費用を過小評価しないようにしましょう。 多くの場合、技術を導入するための初期投資よりも、継続的に運用するためのランニングコストの方がより多くの経費を必要とします。
4.5. 技術を持った専門家との継続的な信頼関係を構築しましょう。 アドバイザがあなたのビジネスの背景や現状を知っていればいるほど、アドバイスも的確なものになります。

5. 外部機関との連携する

中小企業は、規模が大きくないため、スペシャリストよりもジェネラリストを多く抱えています。 成功している中小企業は、知識を持つ外部の機関との信頼関係を構築できています。 それにより、必要なときに必要な知識を迅速に得られます。

例えば、成功している中小企業は提携している公認会計士からのアドバイスに対する満足度が高い傾向にありました。

なぜ、成功している中小企業は優秀な外部機関と提携できているかに対する3つの仮説をたててみました。

1. 財務状況に強みがあり、優秀なパートナーと提携ができる。 契約相手を間違えて損失を発生させるリスクをとることができるため、失敗により学ぶ事も可能。 最も大きなビジネス経験は、正しい(もしくは間違った)アドバイザを選択することにより得られます。
2. どこを目指しているかに関する明確なビジョンがある。 そのため、コンサルタントもしくはアドバイザを絞り込める。
3. 外部から学び取りやすい社内風土がある。 外部意見をより多く取り入れやすいため、効率が良くなり、効率が良くなるため、良いアドバイザを雇えるようになる。

これらの要素により、成功している中小企業は必要なときに外部からの知識を取り入れられます。

Hints and Tips

5.1. 外部の意見を取り入れる術を学ぶ必要があります。 例えば、課金、財務、技術、法律、保険、ビジネス改善に関する方法論、などに関する専門家からの意見が必要であると思われます。
5.2. あなたの組織の長期目標を理解して、その目標を達成するための短期スケジュールを作る手助けをしてくれるアドバイザを探しましょう。 アドバイザは、長期的な戦略と短期的戦術の両方を構築できなくてはなりません。
5.3. 年に一度は組織内で自己評価を行いましょう。 財務状況、情報技術、保険、法的問題、ビジネスプロセスなどに関しての内部評価を行いましょう。 その自己評価の結果を利用して外部のアドバイザから意見をもらいましょう。 これらの分野に関して何をして良いのか全くわからないのであれば、わけがわからず事をすすめていると言えるでしょう。
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