ルートサーバへのIPv6アドレス追加が表面化させたIPv6インターネットの断絶
3月26日に、CルートDNSサーバに「2001:500:2::c」というIPv6アドレスが追加されました。 13系統あるルートDNSサーバのうちのひとつである、c.root-servers.netは、これまでIPv4のみでの運用が行われていましたが、IPv6を使ってc.root-servers.netとの通信も行えるようになった形です。
トルコのISPが偽Google Public DNSを運用
今月中旬に、トルコ政府によるTwitter利用禁止措置をかいくぐるためにGoogle Public DNSが利用されているという記事がありました(参考)。 政府に対抗するために、Google Public DNSのIPv4アドレスである「8.8.8.8」が町中に落書きされていたようです。
8.8.8.8に対するBGPハイジャックの話
一昨日書いた記事に対する補足です。
「インターネットの根っこ」を巡る戦い
3月14日に、米国政府(NTIA/米国商務省国家電気通信・情報庁)が1998年より持ち続けているルートゾーン(Root Zone)の管理権限を手放すことを公表しました。 これは、インターネットの根幹部分の運用形態に非常に大きな変化が起きる兆しとも言えます。
Google Public DNSがBGPハイジャックされる
ブラジルとベネズエラのネットワークで、Google Public DNSが運用されている8.8.8.8が、最大22分間BGPハイジャックされたとBGPmonがTwitterで表明しています。
日本の電気通信事業者と「通信の秘密」最新動向
総務省が「電気通信事業におけるサイバー攻撃への適正な対処の在り方に関する研究会」の一次とりまとめ案を公開するとともに、それに対する意見募集をしています。
前代未聞?RFC 7158が一瞬で廃止されてRFC 7159に!
3月2日より、ロンドンにてIETF 89が開催中ですが、IETFでRFC 7158が一瞬で廃止されるという珍事が発生しました。 どうも、2014年3月と記載すべきところを2013年3月としてしまったので、それを修正するためにRFC 7159が発行され、RFC 7158は即座に廃止されています。
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