今はGoogle Public DNSが日本国内にあるらしい
ネタフルさんで「[N] iPhoneのWiFi接続を高速化する魔法の数字「8.8.8.8,8.8.4.4」」という記事が出ていて、そういえば、最近は8.8.8.8がどこにあるか調べてなかったなぁと思ったので、手元でtracerouteして予想してみました。
2009年時点ではGoogle Public DNSは日本国内になかったのですが、先ほど調べたら、今は恐らく東京にあるEquinixのデータセンター内にあるみたいです。 Googleは日本国内の多くのISPと直接接続しているので、Google Public DNSも多くのユーザの「お隣のASさん」という感じになっており、2年前よりもかなり高速化してると思います。 うちからのRTTは15msecぐらいでした。
「お隣のAS」という状態も多いので、2年前よりはAkamaiなどのCDNとの相性の悪さは改善しているものと予想します。 でも、Google Public DNSが流行過ぎると、きっとISP内のAkamaiキャッシュヒット率が低下して、ISP外からコンテンツを取得するトラフィックが増えてISPの経営を圧迫したりするんだろうなぁとも思わなくもないです。
2年前の記事 → 「Google Public DNSについて調べてみた」
追記
元記事を読むと、検証方法としてSafariを利用しているとあり、その記事を読んで「同じ方法で早くなった!」とネット上で発言している人々がいますが、実はGoogle Public DNSを利用したときに以前と同じサイトを表示して、手元PC内にDNSキャッシュやWebブラウザのキャッシュがあっただけでDNS設定とは関係がなく早く表示される場合もあり得ます。
追記2
「「魔法の数字8.8.8.8」を検証する」を書きました。
最近のエントリ
- Interop 2023のShowNetバックボーン詳解
- Interop Tokyo 2023 ShowNet取材動画
- 「ピアリング戦記 - 日本のインターネットを繋ぐ技術者たち」を書きました!
- 1.02Tbpsの対外線!400GbE相互接続も - Interop ShowNet 2022
- Alaxala AX-3D-ViewerとAX-Sensor - Interop 2022
- SRv6を活用し、リンクローカルIPv6アドレスだけでバックボーンのルーティング - Interop ShowNet 2022
過去記事