共通の話題が減って行く

2008/12/9-1

最近世間一般での共通の話題というものが減っている気がします。

昔は知らない人でも野球の話題でも出していれば、なんとなく話が通じた気がします。 今年はどこかの球団が優勝決定した日であっても「そんなの知らない」という人が増えた気がします。 そもそも、どこが1位かテレビのニュースで取り扱う時間が減りましたし、注意して見ている人以外の目には順位情報が入っていないことが数年前よりも増えた気がします。 これは単に野球の話でしかありませんが、似たような状況が色々増えたのかも知れません。

でも、一歩引いて考えてみれば多くの人が単一の話題を共有しているという状況は結構奇妙です。 全然趣味や嗜好が異なる多くの人が単一の話題を共有しているのは、ある意味奇跡のような状況です。 しかし、数年前までそれに近い感覚があった気がします。 そして、その状況を作っていたのが「テレビ」なんだろうと思います。

何故このように「共通の話題が減った」と感じるのか考えてみたのですが、最近「テレビ」の視聴度合いが減っているのだと思います。 もちろんテレビを良く見る人は今でも非常に多いのですが、私のまわりはテレビをじっくりと見る人が激減した気がします。 テレビがついていても、パソコンをいじっていたり、携帯メールをいじっていたりと「ながら見」をしています。 当然、あまり真面目に内容を把握しない番組が増えています。

何故テレビに集中していたか

一方で、真面目に内容を集中して見る番組もあります。 自分に関して言えば、昔は今よりもテレビを集中して見る度合いが多かったのだろうと思います。

昔は何故、今よりも集中してテレビを見ていたのか自問してみました。 自分の中で出た答えは「他にすることがなかったから」でした。 昔の私にとって、テレビはdefaultの行動だったのです。

私には次のような思考回路になることが多かった気がします。 「本を読むのはだるいし、勉強するのはもっとだるいし、漫画は全部読み終わったし、ゲームソフトは新しいのを買ってない。じゃあ家で何をしようか?テレビでも見るか。。。」

そして、何も考えずにチャンネルをカチャカチャ変えて何を見るかを探していました。

今は、テレビチャンネルをザッピングする代わりにWebやブログをダラダラ見ています。 私にとっては、Webで何かを見るという行動が「暇つぶし」としてのトップランキングへと躍り出ただけなのかも知れません。 そして、「テレビを見る」という行動はdefaultから「意識してやる事」へと昇格(降格?)しました。

考え過ぎか?

いや、でもそもそも広く一般的に共通の話題が今まであったという認識が幻想だったのかも知れません。 小学生や中学生には未だに「共通の話題」というのがあるのかも知れません。

大学以降、単に自分がタコツボの中に深く入るような生活へと変化していっただけかもと、書きながら最後に思った今日この頃です。

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