日本の科学技術力を上昇させる方法

2008/10/18-1

何か激しくタイトル負けしてる記事になってしまいましたが、日本国内の学術出版社(学会誌、論文誌)などが論文をオンラインで公開する方法を工夫するようになれば、結果として国内における技術力が多少上昇するのではないかと妄想しました。

書評ブログというのは良くありますが、論文解説ブログというのは非常に少ないです。 個人的にはAmazon等によるアフィリエイトがあるので、ブログでの書評が多いという側面があると考えています。 ということは、論文にもアフィリエイトがあれば論文解説ブログが増えるのでしょうか?

論文って紙として出版されるときは本にいくつもの論文がまとめられているんですが、オンラインで販売されるときは論文1個いくらという計算が多いんですよね。 そういうこともあり、数ページの読書で感想文(書評のようなものや、要約など)を書いてアフィリエイトという事も出来るかもしれません。 まあ、何かの理論やアルゴリズム系の難しそうな論文はページとしての枚数が少ない割に理解するのに偉く時間がかかりそうですが。

論文読みが勉強(もしくは研究のためのサーベイ)と同時に、お小遣い稼ぎにもなれば学生は嬉しくなります。 そして、論文解説ブログが増えれば、論文を読む事が効率化され、国内の学術レベルが多少上昇するかも知れません。 また、「どのような論文があるか?」という論文サーベイも効率化されるため、投稿される論文の質が上昇するかも知れません。

今のように論文へのアクセスを難しくするのではなく、一般に対して公開してしまえる方式を考えるという方向性もありそうです。 例えば、論文アフィリエイト方式ではなく、そもそも出版社が論文をWeb上で全て一般公開してしまって、広告で収入を得るというモデルで収益が出せれば良いという考え方もあります。 ただし、ニッチなものには、そもそもアクセスが集中する事も少なく、現存の論文収益モデル以外で本当に収益が上がるかというと疑わしい面もあります。 また、多くの出版社は学術機関や研究機関と年間契約等を結んで論文の中身を無制限に見られるようにしています。 Web上で全部公開してしまうと、それを失いかねないので、全公開というソリューションへの道は遠そうです。

どちらにせよ、出版社も研究者も論文ブロガーもブログ読者も、全員が嬉しくなれるようなWin-Winシステムがあれば、きっと色々な研究等が今よりも効率化されるのではないかと妄想してしまいました。 でも、ちょっと発想がヨコシマ過ぎますかね。。。

なお、国内論文誌と海外論文誌のレベルの違いなどは全て無視して書いてしまっているのであしからず。

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