IPv6アドレスのテキスト表記に名前がついてない

2019/4/8-1

IPv4アドレスのテキスト表記には、「ドット付き十進表記(dotted decimal notation)」という名前があります。 しかし、IPv6アドレスのテキスト表記には、明確な名前が存在してなさそうです。

これまで、その点について特に疑問に持ったことがなかったのですが、つい最近になって、あれ?と思って調べました。 少なくとも、IPv6基本仕様を規定したRFC 8200、IPv6アドレス体系の基本仕様であるRFC 4291、推奨されるIPv6アドレスのテキスト表記に関するRFC 5952には、IPv6アドレス表記そのものの名前を示した表現は記載されていません。 十六進表記であったり、コロン区切りであったりという説明の他に、単に「IPv6 Address Text Representation」とあるぐらいなのです。

多少関連する話として、以前、コロンで区切られる16ビット部分のためにhextetという表現がIETFで提案されたことがあります。

この「hextex」という表現を使って、たとえば、「colon separated hextet (コロン区切りhextex)」という表現も考えられます。 Web検索してみると、いくつか、そういう表現も発見できます。 しかし、hextetという表現を公式にIETFで扱うという提案は採用されていないので、IPv6の各種RFCでは、hextetという単語は登場ていません。 そのため、それが公式な表現として広まることはなさそうです。

その他、非公式な呼び方としては、単純に「コロン区切り十六進表記」という表現も考えられます。

しかし、そもそも、現在のRFCが表現しているように、単純に「IPv6アドレスのテキスト表記」で十分だったりもします。 現時点では、あえて特別な呼び方を使うことそのものが混乱の原因になりそうです。

そう考えてみると、そもそも、なぜIPv4アドレスのテキスト表記には、「dotted decimal notation」という名前がついていたのでしょうか? もしかして、そちらの方が謎だったりするのでしょうか?

「だから何?」という話ではありますが、IPv6本の更新作業をしていて、そういえば気にしたことがなかったなぁと思ったわけです。

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