サイバー攻撃でドイツのルータ90万台以上がオフラインに

2016/11/29-1

サイバー攻撃によって、ドイツテレコムの顧客ルータ90万台以上がオフライン状態に陥ってしまったようです。

ドイツテレコムがユーザに提供しているDSLモデムが、SOAP Remote Code Execution(RCE)のデフォルトポート番号であるTCP 7547番ポートに対する攻撃によって、オフラインになってしまったというものです。

ドイツテレコムの発表によると、外部から顧客ルータに対するマルウェア挿入の試みによって、顧客ルータがクラッシュしてしまうことによって、顧客ルータがオフラインになるとのことでした。 同発表では、マルウェア挿入の試みは顧客ルータのクラッシュによって「失敗している」とあり、ルータの電源を切ってリブートさせることで復帰可能としています。 そのうえで、ルータのアップデートを公開してあるので、それを適用することで問題を解決可能とあります。

ISC Sansの記事には、今回の攻撃はMiraiに対してSOAPの脆弱性を追加してものではないかとあります。 Miraiは、IoT機器を狙ったマルウェアで、史上最大規模のDDoS攻撃を引き起こしたIoTボットネットとも言われています。

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