Webデザイン外注に関して

   このエントリをはてなブックマークに登録    2014/8/20-1

「新人達のスキルアップにもいいだろうとチーム機能が導入されたランサーズを会社でも使って見ることにしました。」ということで、ランサーズを使ったら地雷クライアントに当たってしまったという話が話題です。

提案側だけの視点なので偏りがあるかも知れませんが、記事中に以下のようにやり取りの経緯が書かれています。

やっと配色の話をはじめたら、「自分のイメージしている色をあてなさい」(ビビッドな 高級感のある色といえば何を思い浮かべます?)「外れたから見積額から勉強してもらおうかな?」とかそんなニュアンスの返事があるかと思えば

「1〜6までの6つのボタンがあり、それをクリックしたらA〜Gまでの7枚の画像が表示されるようにして欲しい」 「1にはAの画像、2にはBの画像...って割り当てるんですよね?」...「そうです」 「画像は7枚だからボタンが一個足りないんじゃないですか?」...「それをどうにかするのが仕事でしょう?」

「色あてやってる間に時間がたってしまった。今日は金曜の晩だけど月曜の朝まで徹夜で休日出勤してやりなさい」

とまで言い出されたので、こちらからお付き合いを遠慮させてもらい、案件もキャンセルさせてもらったのですが。。。

このようなやり取りのすえ、デザイナー側が案件キャンセルを行った後に、クライアント側が勝手にデザインをそのまま使ってサイトを作っているとあります。

良好な関係は継続している

残念ながら、ランサーズに限らず、さんざん提案だけ無償でさせておいて最終的に内容を丸パクリするという話は、Web界隈では比較的多く耳にします。その一方で、デザインを発注する側の気持ちとしては出来るだけ良いものをお願いしたいと思っていたのに、出来上がってみたら魅力が無いものだったという話もあります。双方が納得できる形って実は簡単ではないんです。

個人的な感想としては、やっぱりWebデザインの外注って受注側と発注側の相性だと考えています。一度良い関係が構築されると、同じ相手と何度も案件が繰り返される傾向があるのではないでしょうか。腕の良いデザイナ(もしくはデザイン事務所やWeb制作会社)は、大抵既にどこかと取引が継続していて忙しいイメージがあります。逆に、きっちりと適正な金額を快く支払ってくれる優良なクライアントには、既にお抱えのデザイナと繋がっています。

「ネットの出会い」は地雷だらけ

ランサーズに限らずですが、活動の積み重ねなどの実績が無い状態でネット上で全く知らない人といきなりコネクションができるような話って、優良な出会いに繋がる確率は低い気がしています(もちろん優良な出会いもあるだろうとは思いますが)。むしろ地雷を引き当てる危険性が高い場合もありそうです。

ただ、例外もあって、何らかの立ち上がり時期であれば全体的な品質が高いことがあります。最初にみんながコネクションを持っていない状況でスタートしていると、ある程度のコネクションが出来上がってそれらが水面下に潜るまでは、みんながオープンな気持ちになっているためです。そういうこともあって、立ち上がり時期の混沌とした状況は面白い人々がオープンな気持ちを持っているのでチャンスとも言えます。

もうひとつは、まだ輝いていない「ダイヤの原石」に当たることを目指すという方法もありそうです。ただ、その場合には、片方がパトロン的に振る舞うか、双方が「ダイヤの原石」であって互いに磨き合うような状態の方が上手くいくような気がしています。

間に入る人がポイント?

Webデザインに限った話ではなく(たとえばプログラミングとかでもそうですが)、最終的に失敗が少ないのは何らかの繋がりがある人からの紹介を経由した案件かも知れません。信用できる人が信用している人を紹介してもらう、もしくは仲介してもらうといった感じでしょうか。

ただし、誰にどのように紹介(or仲介)してもらうのかという状況も非常に大きな要素だと思います。

紹介してくれる人が、どのような立場で紹介してくれるのかや、実際に何か不都合があったときにどれだけ関わってくれるのかなどが実は大きな意味があります。そのため、紹介してくれる人がいたとしても、その人にどのようにお願いするのかという第一歩をどうするかという時点で色々変わってくるというのが私の感想です。

知人がリフォームをしたときの話ですが、ドアの鍵をピッキングしにくいディンプルキーにして欲しいと依頼していたところ、工事を行った下請け業者が勝手に安いシリンダーキーを取り付けていました。作業を行っている下請け業者に知人がクレームを言っても、「このドアにはディンプルキーは取り付けられない」と言い張ったそうです。そこで知人が元請け業者に電話したところ、その日の夕方には同じ下請け業者がディンプルキーを取り付けたということがありました。

Web制作でも似たような話はあります。知人の紹介で安心していたら、デザインのミーティングを繰り返しているうちに何か凄く違和感を感じることがあって、何だろうと思っていたら、そのWeb制作会社が直前にやっていた他の案件で使ったデザインを流用しようとしていて、クライアント側が要求するUIやデザインに対する要望をできるだけ聞き入れたくなかったというような話もありました。その案件では、制作期間を無理に区切ったわけでも料金を値切ったりしたわけでもないので、Web制作会社が利益幅を大きくしたかったのだろうと予想しています。この話も、仲介した人の説得で何とかなったそうです。

このように、たとえ自分がお金を払う側であったとしても、言う人が言わないと話が通らないというのも良くある話です。そういった意味でも、慣れた人が間に入ると色々上手くいく可能性が上昇するというのが私の考えです。

とはいえ、紹介してくれる人も居ないから困っているという話も多いことを考えると、外注って難しいなぁと思うことが多い今日この頃です(日本だと中小企業がコンサルティングにお金を払うことは稀ですし)。

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あきみち

アカマイ 知られざるインターネットの巨人

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