「私にも数値ノルマがありますから」と言われた話

   このエントリをはてなブックマークに登録    2012/10/5-1

以前、某所で社内システム更新の手伝いをお願いされたときの話です。 現状システムがあまりに古くて非常に使いにくい部分があるので、数十人規模の社員が必要な社内システムを構築し直そうという話から、助言を依頼されたことがあります。

で、とりあえずは数社に内容を伝えて見積もり依頼を出すので、その後の見積もり内容の説明に同席して欲しいと言われました。 そのとき、某大手企業が持って来た見積もりが非常に興味深かいものでした。 某大手企業からは2名来ていましたが、片方が若い営業で、もう片方が40前後のエンジニアでした。 プレゼンの大半は若い営業の方が行っていました。

それまで社内にあったシステムを全てクラウドの中に入れたうえで、そのクラウドまで専用線を引いて運用を行うというものでした。 最近の流行ですね。 説明内容としては、データセンターの入館の難しさや、セキュリティという話が大半だった気がします。

で、その金額がなかなかのものでした。 「いや、ちょっとした社内システムのつもりだったんですけど。。。」とか「価格を跳ね上げるために"クラウド"って言ってないか。。。これ、、、」という感じの感想です。

そこで、なぜ「クラウドにする必要があるのか?」という話や、「そもそもそのグレードでの設計が必要なのか?」という話を突き詰めて行って、「こういう方式でも出来ますよね?」というのをひとつひとつ議論していきました。

某大手企業の名刺を持つエンジニアのかたとは、話が通じていて、それぞれ技術的にどうであるかという話に関する合意は形成できました。

しかし、見積もり金額が下がって行く実現方法が固まるにつれ、若い営業のかたの表情が徐々に曇って行きました。 最終的には、「私にも数値ノルマがありますから」と言われてしまいました。

そのとき改めて思ったのが、「あー、やっぱりシステム構成とかって全部丸投げすると、こういう見積もりになる場合もあるんだなぁ」ということです。 長年仲良くしていた人ならまだしも、ある日突然見積もり依頼を受けたら、普通は可能な限り金額が高くなる手法を組み合わせて案件を作るわけで、発注側が得をするような手法を一生懸命考える人って少数だろうなぁという感じです。 「予算はいくらですか?」としきりに質問をして、答えるとその金額ぴったりで見積書を作って来るという場合も非常に多いので、事前に予算を教えてしまうのも考えものですし。

一方で、価格は低いけど「これは駄目だろう」と思う場合とか、「受注が決まってからエンジニアを発見してくるみたいな雰囲気なんですけど。。。本当に作れるんですか?」という場合もあります。

リーズナブルな価格(というか設計)でキッチリと作ってくれる会社に出会えることって、凄く幸せなんだなぁと思うことが多い今日この頃です。

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