.fr/.re/.yt/.pm/.wf/.tfの登録ルールが変更に

2011/10/3-1

フランスのAFNIC(the French Network Information Centre)が管理している、.fr/.re/.yt/.pm/.wf/.tfの登録ルールが12月6日に緩和されます。 .fr以下のドメイン名を取得するには、これまでフランスに住所があるか、もしくはフランス国内でトレードマークを取得している必要がありましたが、それが緩和されEU在住であれば取得できるようになました。 同時に、AFNICが管理するその他ccTLD(country code Top Level Domain)にも同様の緩和が適用されるそうです。

今回、「.fr」とともに登録ルールが緩和されるccTLDは、以下の5つです。 この5つの中では、「.re」ドメインハックに利用しやすく人気が出そうだと思いました。 Perl界隈では、「.pm」が大人気になったりするんですかね? これまで、公式には、これらのドメインは現地の住民しか取得ができなかったようなので、一般公開と同時に多くの申し込みが発生するのかも知れないと思いました(緩和実施前の現時点でも「.fr」に関してはドメイン名を住所代行サービスのようなものを使って海外から取得可能なので、もしかしたら、以下のドメイン名をEU外からも取得する方法が登場するかも知れません)。

.wfウォリス・フツナ(Wallis and Futuna)
.tfフランス領極南諸島(French Southern and Antarctic territories)
.reレユニオン島(Reunion Island)
.pmサンピエール島・ミクロン島(St. Pierre and Miquelon)
.ytマヨット(Mayotte)

AFNICがこれだけ多くのccTLDを管理していたのを今まで知らなかったのですが、言われてみれば、各種事情によって、単一の組織が複数のccTLDを管理するという事例もありえるのだと思いました。

IANAのRoot Zone Databaseを見る限り、単一の組織が複数のccTLDを運営している事例としてAFNICの事例は最も数が多いようです。

AFNICの他には、ノルウェーのUNINETTが以下の3つのccTLDを管理しているというのがありました。

.NOノルウェー
.BVブーベ島(Bouvet Island)
.SJスバールバル諸島・ヤンマイエン島(Svalbard and Jan Mayen)

ccTLDにも色々あるんだなぁと思った今日この頃です。

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