松江のIIJコンテナ型データセンターを見てきた(10)

2011/11/11-1

この3月10日という日程を見ると、どうしても震災を連想してしまうと思いますが、福島にあるサーバキッティングセンターは、現在は復旧しているとのことでした。 また、サーバキッティングセンターは福島だけではなく、日本国内に数カ所あるようです。

日本国内での輸送では、コンテナのサイズによって運搬コストが変わります。 IZmo Sは大型トラックで運べるのですが、IZmo Wのサイズではトレーラーでの輸送が必要となり、各種申請などを事前にしなければなりません。 道路交通法とコンテナ型データセンターの運搬に関しては、昨年8月の記事をご覧下さい。

12. 現時点でIIJ社唯一の物理的データセンター

IIJ社バックボーンとコンテナ型データセンターの紹介が発表中にありましたが、実は、松江データセンターパークは、現時点でIIJ社が保有する唯一の物理的なデータセンターです。

昔、IIJ社はクロスウェイブ コミュニケーションズという会社を設立しましたが、2003年に会社更生手続きを申請し、NTTコミュニケーションズにその事業が譲渡されました。 そのため、過去には物理的なデータセンターを持っていたのですが、他社が建築し運営しているデータセンターを借りる(たとえばフロア単位で借りるとか)という方法で日本各地の拠点を運営しています。

そのため、IIJ社といえば自分では建物としてのデータセンターを保有していない会社だったのですが、松江データセンターパークは久しぶりの「自前データセンター」ということになります。

13. IIJにおけるコンテナ型データセンターの位置づけ

岩崎正剛氏による松江DCPの発表とコンテナ型データセンター見学の後に、IIJマーケティング本部GIOマーケティング部部長の小川晋平氏より、IIJ GIOの紹介がありました。 松江データセンターパークは、IIJ GIOのサービスを提供するために利用されます。

ただ、時間がおしていたこともあり、非常に駆け足な発表でした。


IIJマーケティング本部 GIOマーケティング部 部長 小川晋平氏

(続く:次へ)

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