WBC決勝戦で思ったこと

2009/3/25-1

昨日、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)最終戦として日本対韓国戦が行われていました。 私は日本代表チームが優勝を決めた瞬間に新幹線の中にいたのですが、そのときの状況を見て「テクノロジーが浸透してるなぁ」と感じました。

日本中がWBCに注目

WBC決勝戦は非常に注目されていたようです。 どこを見てもWBCに関心があるように見える人だらけでした。

新幹線の中でも携帯電話でワンセグ放送を熱心に見ている人がいました。 また、「この携帯ワンセグ見れるらしいんだけど、どうやって見るんだろぉ?」と言いながら携帯電話をいじっている女性もいました。

ワンセグが出始めた頃は「電車の中でワンセグって見たりするの?」と本気で私も思っていましたし、通勤電車でワンセグを見ている人はあまり見た事がありませんでした。 このように多くの人々によってワンセグが活用されているのを目撃するのは今回が初めてだったかも知れません。

そして、「移動中の新幹線の中であっても野球中継を見られる世界になったんだなぁ」と非常に関心しました。

情報の伝播

もう一つ非常に面白いと思ったのが、10回裏が終わって優勝が決定した瞬間に情報が伝播していく様子です。

まず、近くで男性客が同乗していた妻と思われる女性と子供に向かって「日本勝ったよ」と一言言いました。 ワンセグ視聴用にイヤホンをしていたからかも知れませんが、その声は比較的大きい物でした。 私にも聞こえましたが、それを聞いた後ろの席に座っていた女性が「勝ったって。友達に知らせなきゃ」と言いながら友人に携帯メールを送っているようでした。

最近は、こんな感じで情報が伝播していくのだろうなぁと思える瞬間でした。 このような流れの中で、情報が伝播するために使われるテクノロジの数を数えていくと面白そうだなぁとも思いました。

アメリカで撮影された映像と音声が即座に日本に届けられ、放送局で解説と画像がオーバーレイされて、MPEG-4AVC/H.264を使ったワンセグ放送で視聴者に届けられ、それを見た視聴者が「勝った」という音声を空気中に発して、それを受信した他人がi-modeなどの技術を使ってさらに他人に伝える、という感じの構図でしょうかね。

インターネット上でのリアルタイム情報

今回、新幹線に乗る機会があったので無線LANが使える車両(新幹線N700系)に乗ってみました。 新幹線に無線LANが配備されたという情報は、このサイトに掲載されているAMNの広告で初めて知り、非常に興味がありました(AMN:JR東海ダイヤ改正キャンペーン「マイ・ペース、マイ・スペース」が開始しました。)。

新幹線車内の席には電源がついていて快適にPCを使えていました。 車内放送では無線LANが配備されているという告知とともに「プロバイダとの契約が別途必要です」と、ホットスポットである事を述べているのが個人的には面白いと思いました。 新幹線の車内放送で「プロバイダとの契約」かぁと。 時代は変わりましたね。

WBCの話に戻すと、私は文章を書きながらたまにtwitterを見ていたので、「何となく流れはこんな感じかなぁ」と感じていました。 日本国内では、WBC決勝戦に関しては、全てがテレビ主導で動いていた気がします。 一次情報としてテレビ中継を見ながら、それをネットに伝えるという形でしょうか。

twitterのタイムラインはWBCでの状況に対する歓声や悲鳴の嵐でした。 恐らく2chもそうだったのでしょう。 イチロー選手が10回にヒットを打った瞬間に2chのサーバが落ちたという話も色々なところで紹介されています(細かくはヒットを打った瞬間ではなく、ヒットを打った映像が日本国内で放映された直後ですかね)。

末端での情報伝播方法としてインターネットが急速に力をつけていますが、それでもまだまだ「テレビが中心」の世界(日本国内で)は長く続くのかも知れないと思えました。 少なくとも、同時に多くの人々が単一の何かに興味を示してシンクロするような状況は「テレビが中心」であることが今後も多そうだと感じました。

最後に

テクノロジは確実に普及していると強く感じたWBC決勝戦でした。 人々の「興味」が強ければ、同一の目的のために様々な手段を各自が使っていくのを目撃できるんですね。 数年前にはあり得なかった光景が、当たり前のように展開されているのを目の当たりに出来る良い機会だったなぁと思った今日この頃でした。

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