Google AdwordsとOvertureに広告掲載した経験を公開

2009/1/13-2

はてな界隈で、個人ブログを宣伝するGoogle Adwordsが話題になっていました。 amachangさんが自分のブログを宣伝する広告をGoogle Adwordsに出稿した事が批判されたという流れの中で、個人が自分を宣伝するために広告を出すことなどが話題になっていました。

IT戦記 : Google Adsense の件について

私は個人的にはamachangさんがブログを宣伝するAdwordsを投稿した事に対して何の疑問も持っていません。 よく見て行くと、個人のWebページを宣伝するAdsenseは良く見ます。 私も自分の運営しているブログ(サイト)を宣伝するようなAdwordsを投稿したことがあります。 Adwordsだけではなく、Overtureと両方に対して投稿したこともあります。

ということで、折角なのでその時の経験を公開したいと思います。 広告を出していたのは2年近く前なので、今とは違う部分もあるかも知れません。 ご注意ください。

何をしていたか?

当時の私は立ち上げた熱帯魚サイトを宣伝するためにAdwordsとOvertureを使いました。 熱帯魚サイトをゼロから立ち上げた後に、お金を払ってでも読者数を増やしたかったと思っていたので、お金を払う方法を試してみました。 ショップと共同でやっていた事もあり、ある程度の読者をある程度の期間で集められないと、一緒にやっているショップの方のやる気がなくなってしまうのではないかという恐れがあったためです。 既にベースがある場合と違い、最初に何の裏付けも無い状態でWebを立ち上げたときにAdwordsやOvertureは非常にありがたい存在だというのがよくわかりました。

プレコ王国ディスカス魂両方のために広告を出した事がありますが、とりあえずここではプレコ王国の方のデータを出しておきます。 さすがに「プレコ」というキーワードにお金を出している人は数名しかおらず、結構安い金額でできました。 「ディスカス」という単語は「ツタヤディスカス」と被っていたせいか?多少金額が高かった気がします。

マイナーキーワード系の広告としては、検索エンジン広告は本当に強いですね。

プレコ王国

プレコ王国のGoogle Adwordsデータです。 期間は4ヶ月ぐらいです。 月1万円弱というところでしょうか。

項目 クリック数 表示回数 クリック率(%) 平均クリック単価 金額(円) 平均掲載順位
Google検索 1992 17863 11.15 7 13094 1.8
検索パートナー 738 9266 7.96 6 4731 1.7
コンテンツネットワーク(主にAdsense?) 3283 1242838 6 0.26 18251 n/a

Overture

オーバチュアでも広告を出していました。 今、久しぶりに管理画面を見たら古いデータが見られなくなっているようです。 「データがありません」と出るので、残念ながらここには掲載できません。

何となくの記憶として、クリックあたりの金額がGoogle Adwords + 3円ぐらいの感覚だったと思います。 あとは、表示回数や訪問者数はオーバチュアの方が多かった気がします。

オーバチュアで広告を出すのは、Google Adwordsで出すよりも大変でした。 審査が行われた後に、広告が掲載されます。 そのため、Adwordsと比較して全体的に広告の質が高いと思われます。 少なくとも情報商材系の広告をYahoo!で見た事がありません。

さらに、広告の対象となるサイトに住所氏名電話番号が記載されている必要がありました。 オーバチュアに広告を出すために、プレコ王国とディスカス魂に提携熱帯魚ショップの住所と指名を掲載しました。

このとき、私という個人がショップの広告を出している事になります。 このような処理ができるかどうかを問い合わせた所、OKとの回答を頂けたので無事オーバチュアで広告を掲載できました。 その方法ですが、自分のオーバチュアアカウントの名前部分にショップ名を連名で書きました。 それにより、「関連している」と見てわかるとのことでした。

おまけとしては、オーバチュアに広告掲載をしてからYahoo!での検索順位が上昇していました。 これは広告経由でクリックして訪問した人が増えたからですかね? 広告掲載を取りやめると徐々にYahoo!での順位が下がって行ったのを覚えています。 これらに本当に関連性があるかどうかは良くわかりませんが、関連がありそうだと勝手に思ってしまいました。

フリーランスをしながら他人の広告を出せる

これらの経験からわかったことですが、フリーランスの身でありながら検索エンジン広告を受託して出すという事ができます。 本当に受託した金額をつかった事が示せて、それを相手が納得できるような環境さえあれば、非IT系商売をしている人のために、GoogleとYahoo!の双方に広告を出すという商売ができます。 フリーランスではなく、企業としてそれを受託している企業も多いのですが、実はフリーの個人でも同じ事ができるということです。

余計な突っ込み

amachangさんは以下のように書かれています。


広告の効果を生の感覚として知りたかった

自分のブログなので、毎日一回は以下のページを見るようにしている はてなカウンター amachang IT戦記(id:1) そこで、得られるものは大きい。たとえば * 2ちゃんねるに取り上げられるとどのくらいアクセスがあり、アクセスはどう減衰するか * id:dankogai さんにとりあげられると(ry * イザ!のトップページに出ると(ry * はてブのホッテントリはどうか * 検索されるキーワードはどのようなキーワードが多いか このような感覚、規模間みたいなものが体感として身につく。 ただ、広告のインパクトって体感としてぜんぜん無かった。 なので、広告を出すとどの程度の効果があるか体感したかった

上記のように感覚をつかむとありますが、個人的にはブログで取り上げられるのと広告を出すのは必ずしも「感覚」のありかたが一緒ではない気がしています。

キーワード広告だと選択するキーワードと紹介文字列によって全然効果が違ってくるので「誰かに紹介される」というよりも「どういうキーワードにするか?」や「このキーワードならこのぐらいの金額でこの効果」というようなものが「感覚」になってきそうです。

あとは、キーワード広告ではないタイプの広告を出したときには、そのクリエイティブの質によって全然効果が違うなどがありそうです。amachangさんはわかっていて書かれているのだろうとは予想しているので余計な突っ込みであるとは思いますが。。。

最後に

ということで、個人が自分のサイトをオンラインで宣伝することは容易になっています。 数回飲みに行くような金額で実現可能なので、色々やってみると楽しいと思いますよ!

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