みんな素人

2008/6/24-1

最近自分がド素人であると思い知らされる事が多いです。 いわゆる「半径一クリック」的視点しか持ち合わせていなかったと、ちょっと後で気がつかされる事が多いです。

ただ、よくよく考えると結局は誰もが素人である面と専門家である面を持ち合わせています。 世の中の全ての事に対して全て精通するのは不可能です。 ある人が専門家になれるのは限られたいくつかの事象に対してのみです。 専門外の事象に対して素人である事から逃れられる人は居ないのではないでしょうか。

例えば、凄い知識を持ったシニア化学エンジニアでメールの読み書きが自分では十分に出来ないかも知れません。 とあるIT業界でウルトラ有名な人が「ブログ?日記ね」と言うかも知れません。 超バリバリのコンピュータ研究者が「SaaSという単語は知らない」と発言するかも知れません。 農業のプロであっても、漁業は知らないかも知れません。 プロスポーツ選手であっても種目が変わった瞬間に上手な素人と同列かも知れません。 そもそも、こういったアレな例えを連発するブログを書く人がいるかも知れません。

デキナイ専門家

素人から見ると異なる二つの分野が同じ分野に見えるという現象もありそうです。 その専門分野がどう細分化されているのかも、専門外の人にはわかりません。

例えば、viをネ申のように使いこなす人がWordを全く使えないという現象を理解できない人も多いのではないかと思います。 Wordが使えないという点だけを見て「あの人、コンピュータわかってないよ」と言ってしまう人が出現するかも知れません。 (そもそも「コンピュータわかってない」という表現も(ryなのは言うまでもありません。)

プライド問題

専門家度合いが高くなれば高くなるほど、その分野に関するプライドが高くなるのではないかと思います。

問題は、そのプライドが他の分野に対しても影響を与える場合があることです。 自分の専門外では本当は素人のはずでも、下手に何かに精通していると自分が素人であると認められず、本当の専門家に対して素人な言動を繰り返してしまう事もありそうです。 年齢の高い人を説得するのが非常に困難である事が多いのも、ここら辺の問題が関連しているのではないかと思う時があります。

素人であると気がつけない

素人が素人である事を認識する難しさもありそうです。 自分がいかに素人であるかを知るには、その業界に多少なりとも足を突っ込んでみる必要があるのではないでしょうか。 何も知らないと、凄い人がどう凄いのかもわかりません。

自分が素人であると気がつかずに色々言っていたが、まわりは気を使って何も教えてくれなかっただけという話もありそうです。

ごめんなさい

恐らく、私もいつも素人な言動を撒き散らしてしまっているんだろうなぁと思う今日この頃です。

あらかじめ、ごめんなさい。。。

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