若い社員のやる気を向上させる方法

2008/6/18-1

Motivating Young Employees」という記事がありました。 会社で若者のやる気を引き出すにはどうすれば良いかに関して語っています。

アメリカ人を前提として書いてあるので日本とは違う部分もあると思われますが、結構同じような考えの部分もありそうだと思いました。 結局は各個人の個性に合わせての話になると思うので、ケースバイケースなのでしょうが、面白い内容だと感じました。

なお、原文に掲載されているイメージ写真があまり若者に見えないのは気のせいなのかどうかが最後まで気になりました。

以下、要約です。 誤訳などが含まれる可能性があるので是非原文をご覧下さい。


多くの経営者は給料を上昇させる事が重要と考えているが、 若者は給料に関する現実を知っており、現実的な給料で満足する。

若者のやる気を出すには、企業から感謝されていると知らせる事が重要。 特に最近の若い人は顕著にこの傾向がある。

以下は、著者による過去の経験から良かったと思われることを記述している。

評価されること

仕事で成果を出した時に正しく評価しているというサインを出す方法はいくつかあるが、一般的なのが「月間賞」のような方法である。 ただ、数人の小さな組織では毎月誰かを表彰するだけの人員がいないので、臨機応変に考える必要がある。

拍手喝さい

ミーティングなどで、成果に対して拍手を送る。 次も褒められたくて頑張る。

コミュニケーション

「週末どうだった?」「仕事順調?」などのコミュニケーションが重要。 相手に対して興味を示す事を若い人は好む。 質の高い関係が構築できるかどうかで離職率が変わる。

コミュニケーションは何を言うかだけではなく、どうやって言うかなども重要。 トーンや身振りなども要素。

皆の前で褒める

良い評価は多くの人の前で行う方が良い。 これによって、他のメンバが若者に注目するようになる。

逆に、ネガティブなフィードバックは影で行うべき。

やる気を失った人への対処

やる気をなくした社員は何処からともなく発生する。 声をかけて問題を把握しましょう。 プライベートが原因である場合もあれば、仕事が問題の場合もある。 問題を解決できないにしても、少なくとも話を聞いて内容を多少把握することはできる。

ビッグピクチャーを示す

若者がやっている仕事が全体の中のどのような部分であり、ビジネスに対して与える影響を知らせることでやる気を引き出せる。 やっている事が、重要であり意味があるということを十分伝えましょう。

社内でのキャリアパスを示す

社内からの生え抜きである方が出世が早いという事を知らせた事によってやる気を引き出した事例もある。 役職に対してお金を払うのであれば、社内からの生え抜きである方が良いのではないでしょうか。

肩書きを与える

何らかの肩書きを与えて、仕事に対するプライドを喚起。 どんな仕事でも肩書きは作れる。 クリエイティブになりましょう。

チームの集合写真を飾る

集合写真を撮影し、壁に飾り続ける事で「チームの一員である感」をかもしだしましょう。

時間外でも付き合う

ボーリングやゴルフに連れ出しましょう。 会社に対するロイヤリティだけではなく、社員間に仲間意識を作り出す。

(ボーリングとゴルフですか、、、例がちょっと。。。かもですね。)

良く働く若者には多めの休暇を

マネージメントレベルの人がちょっと大変になるかも知れませんが、良く働いた若者には多めの休暇を与えましょう。 若者には外でのソーシャルな活動が重要。

(この項目も場合によっては、ちょっと。。。かも知れないですね。)

細かいパフォーマンスレビュー

半年や1年毎のレビューにあまり意味がない。 ある程度の粒度で細かくレビューをして、何をすべきで何をすべきではないかを正しく伝えましょう。

レビューの結果は紙に書き出し、後で自分の成長を確かめられるようにすると良い。

必要なのはガイダンス

若者に必要なのはガイダンス。 必要以上に自立していることを社会に求められている。 口には出さなくても、若者は年長者によるアドバイスを欲している場合もある。

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