ニュースのソースを明記してあると嬉しい

2008/4/22-3

新聞などで「○○の研究者らが発表」というニュースを良く見ます。 例えば、最近以下のようなニュースがありました。

時事ドットコム:2008/04/20-15:20 ビキニ環礁のサンゴ、ほぼ回復=原水爆実験で28種絶滅も−国際チーム調査

丁度最近面白そうだと思っていて取り寄せようとしていた論文と似ています。

"Bikini Atoll coral biodiversity resilience five decades after nuclear testing", Richards ZT,M Beger,S Pinca,Carden C. Wallace, Marine Pollution Bulletin 56, p.503-515, Mar 2008

この論文は2008年3月に出た論文だと思われます。 時事ドットコムでも「20までに発表した」と書いてあるので、4月20日より前なのだと思われます。 ニュースに載っていると、その日に発表された新しいことかと思いきや、そうではない事も多い気が最近はして来ました。

実は論文をネタにした新聞記事は結構あると思われるのですが、 発表した研究者が所属する国と概要だけが記述されていることが多いです。 発表主体も論文タイトルも何も明示されていないと、折角面白そうだと思っても元ネタを発見できません。

まず、検索するための手がかりが無さ過ぎるので非常に探しにくいです。 さらに、新しい論文であれば検索エンジンにまだ掲載されていない可能性もあります。 何語で書かれているのかもわかりません。 そもそも論文として出ているかどうかもわかりません。

運良く発見できる場合もあると思いますが、そこまでして探そうと思う人は少数だろうと思います。 今回は、たまたま読もうと思っていた論文の概要が記事になっていたからわかりましたが。。。

これって、わざと探しにくくしているのだろうか?と思うことがあります。 原文を読まれると、要約が間違っていると突込みが来る可能性が高まります。 ブログなどではソースを明示しないと、信用してもらえませんが「信用」があるメディアは伝統的に大丈夫なのかも知れません。

ソースを明示しないのは、紙面という制限があるから?と思うこともあります。 でも、Webというメディアにはそのような制限はないので、是非元ネタを提供した記事を公表する文化が発生してくれればと思う今日この頃です。 (紙面の文章をそのままWebに転載しているので無理というオチはありそうですが。。。)

ちょっとした事から聞きかじった情報を、もうちょっと深く知ろうと思うのって非常に難しいですよね。。。 雑談の中で「○○って、△らしいよ」という話が出てきて、その根拠がどうも昔の研究らしいというとき、ソースにたどり着けることは稀です。 特に、自分とは全然関係がない分野であればなおさらです。

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