ブログの「影響力」を社会的認知理論で説明できないかなぁ?

   このエントリをはてなブックマークに登録    2008/10/21-1

ブログに書かれる事の「影響力」が話題になることがあります。 しかし、この「影響力」という単語は非常にあやふやです。 誰が何を書くと「影響」があって、何であれば「影響が無い」のか良くわかりません。 そもそも「影響」とは何かも、あやふやです。 人が他人のブログを読むことによって何かの行動を起こすというメカニズムと、それが発生し得る確率などに関しては、なんとなくのイメージが先行して語られる事が多いです。 本当に人はブログに書かれている内容を読む事によって「影響」されるのでしょうか? テレビによる「影響」に関しては色々と論文がありますが、ブログに関してはまだ少ないのではないかと思われます。

最近、論文漁りをしていて社会的認知理論(Social Cognitive Theory)という分野があることを知りました。 以下、wikipedia(2008/10/21版)に書かれている内容です。

社会的認知(しゃかいてきにんち Social cognition)は人が社会からの情報を認知する過程を言う。
社会的認知はスキーマに基づいている。スキーマとは過去の経験や外界についての構造化された知識である。ある物事についてのスキーマが形成されるとその物事の認知にスキーマからの影響が認められるようになる。
社会に関するスキーマは社会的スキーマと呼ばれ、テイラーとクロッカーによって人格特性などについて規定する人スキーマ、自己の特性について規定する自己スキーマ、年齢や人種、職業などに基づく役割を規定する役割スキーマ、ある事態に対する人間の行動を規定する事象スキーマの四つに分類された。これら社会的スキーマは人間が社会的な状況を認知する際に無意識的に作用し、認知の際の分析にとってより容易な心的近道となる。ただし社会的認知は社会スキーマによって判断されるわけではなく、必要に応じて修正することは可能である。
社会的認知についての研究は認知心理学が大きく貢献している。社会的認知はこの認知心理学の方法論や理論的な枠組みを取り入れて社会心理学で研究されるようになった。
社会的認知 - Wikipedia

英語版wikipediaに書かれている内容はもう少し詳しいです。 「Social cognition - Wikipedia, the free encyclopedia

この社会的認知理論を使ってブログによる「影響」に関しての研究って出来ないですかね? もしくは既に研究を行っている方はいらっしゃいますか? 恐らく国や文化によって大きく変わると思うので、日本に関しては国内の論文を探してみたのですが、今のところそのものズバリなものは発見できていません。 (というより、私の専攻する分野が違いすぎて探し方も良くわかりません。。。)

また、社会的認知理論とWeb2.0的ウェブサービスに関して研究すると面白そうですね。 社会的認知理論そのものが比較的新しい分野のようなので、実はそれとブログやソーシャルブックマークやtwitterとの関係は結構未踏な部分が多い気がしてきました。

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