木を食べる魚

   このエントリをはてなブックマークに登録    2007/7/7

世界には変な魚がいます。 なんと、シロアリのように木ばかりを食べる魚がアマゾン河にいます。 通名はロイヤルプレコと言います。 ナマズの仲間です。

以下のような容姿です。 最大で50cmほどになります。

このロイヤルプレコという種類のチャームポイントは、つぶらな瞳と成長とともに伸びる頬のトゲです。 顔の横に伸びているのは髭ではなく、トゲです。 ある程度伸びると抜け落ちたりします。 髭は他のナマズ科の魚同様に口の真横にあります。

このロイヤルプレコ、空気も吸えるようです。 そのため、ある程度は外に出していても大丈夫なようです。 現地ではプレコを食用にしているらしく、水から出しても生きている時間が長いので重宝するという記事を読んだ事があります。

このロイヤルプレコは夜行性なので昼は大抵隠れてます。 夜暗くなるとモソモソ活動を開始します。 目はΩを逆にした形です。 オメガアイと呼ばれています。 猫の目のように暗くなると黒い部分が大きくなります。

背中は装甲のような鱗に囲まれており、ミニ四駆かガンダムのプラモデルを触ったような感触があります。 網で掬うとトゲや硬いヒレに引っかかって逆に魚体を痛めてしまうので、手づかみが基本です。 この魚は、水から出しても他の魚ほど暴れません。

このロイヤルプレコ、吸盤状の口をしています。 吸盤状の口の中には鋭い歯が生えており、その歯で木を削って食べていきます。 ただし、飼育下では栄養不足になってしまう事もあるので、木以外の餌も与えますが、海老やイカなどの魚介類や人工の餌も食べます。 自然環境下では木ばかりを食べているようです。

ロイヤルプレコの腹側は以下のようになっています。

さらに、口はこんな感じです。 ホラー映画に出てきそうですよね。

このロイヤルプレコ、日本のペットショップで普通に売られています。 試しにペットショップで「ロイヤルプレコいますか?」と聞いてみてください。 新しい発見があると思われます。 ただ、大型個体は普通のホームセンターなどには居ない可能性があります。 小型個体ならばいるかも知れません。

このロイヤルプレコ、飼育下での繁殖成功例は世界でまだ知られていません。 そのため、日本で売られているロイヤルプレコは全てブラジルなどの南米から空輸されてきたものです。 最近は石油の値上がりで輸送運賃が高くなって魚の値段も上がったり、温暖化の影響?で輸送されてくる時期がずれたりしているそうです。

このブログを読んでいる方々はIT系の人が多く、恐らく木ばっかり食べる魚というのはトリビアだと思ったので紹介してみました。 でも、多くの人はこの魚の写真を見て「ヤダ、キモイ」と思ってしまうかも知れないと思ってしまう今日この頃です。 いや、可愛いですよ。マジで。 この訴えるような瞳なんて(ry。

なお、お勧めブクマタグは「かわいい」「キュート」「素敵」です。 「これはキモイ」タグはご遠慮願えれば幸いです。 っていうか、熱帯魚系の記事なので誰もブクマしないだろうとは思いますが。。。

なお、この記事で利用されている写真は、プレコ王国共同制作者であるおおぞら観魚園さんで撮影されたものです。

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