もったいない

2007/5/21

もったいない。 学習する機会があったにも関わらず、当時は必要性と問題意識が欠如していたために学習をしなかったと事を、本当にもったいないと思う事がたまにあります。 結局は仕方が無いことなのかも知れませんが、それでも勿体無いと思ってしまいます。

最近、一番もったいないと思っているのはドイツ語です。 世界で熱帯魚飼育が最も盛んなのはドイツであると言われていますが、マニアックな熱帯魚情報はドイツ語しか文献が存在しないものなどがあります。 プレコに関する情報で深い事が書いてあるのは Wels Atlas 2 というドイツ語の本だけしかありません。 このWels Atlas 2という本は恐ろしくマニアックで、熱帯魚の中でもプレコという南米産吸い付きナマズに関してのみ記述しているにも関わらず1359ページもあります。 厚さは6.5cmぐらいです。

辞書片手に無理矢理単語をつなげてちょっと読んだだけでも、非常にためになる情報がザックザックと出てきます。 「ドイツ語がもっと読めれば。。。」と思ってしまいます。

学生時代にドイツ語を習っていたはずなのに、全く身に付いていません。 当時は「こんなの使わないよ」と思いながら単位を取る事しか考えていませんでした。 宿題を友達にやってもらったり、過去問集めに精を出したり、とドイツ語を習うという思考は全く働いていませんでした。

色々考えていくと、このような勿体無い事象は色々あります。 暗号技術を授業で習っているときには、真面目に調べようとせずに時間だけが過ぎて行き、数年後に本当に必要になって独学で勉強して後で実は授業でやっていた事を思い出したりしたこともあります。 数学の授業をやっているときには、「こんなもの使わない」と思っていてとりあえずテストだけをやり過ごす事に注力していましたが、その後プログラミングを行う上で必要なアルゴリズムの前提が実はその授業だったということもあります。

今にして思えば非常に恵まれた環境にいる間に、友人達と多くの時間をネットゲームに費やしたこともあります。 恵まれた環境というのは施設だけではなく、そこにいる人なども含まれています。 あの時、あの人ともっと話をして色々聞いておけばよかった、と思う事もあります。

その瞬間のその境遇では「無意味」と思ってしまう事象が後々意味を持ってくることは多くある気がします。 「もし、あの時、この株を買っていれば」というような話なので無意味な妄想であるとは思うのですが、 このような「勿体無い」を極限まで少なくしていく人は非常に効率の良い人生を送るのだろうなぁと妄想にふける今日この頃でした。

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